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初秋に多い疾患

 暑い夏が終わり、秋らしい天気の日が増えてきました。初秋に多い疾患を少し羅列しておきたいと思います。
①毛虫皮膚炎 チャドクガの毛虫は秋にも大量に発生し、その毛によるかぶれが増えております。毛虫に直接接触しなくても、毛虫が大量にいる木の下を通っただけでも毛虫の毛が風で運ばれて毛虫皮膚炎を発症することがあります。
対策:なるべく毛虫のいるところは避けるようにしましょう。チャドクガの毛虫はツバキ科の植物を好むとされています。
②花粉症皮膚炎 初秋も、ブタクサやヨモギなどの花粉による皮膚症状の増悪がみられることがあります。
対策:花粉症皮膚炎のある方が、なるべく肌を露出しないようにし、家に帰ってきたら顔や手を水ですすぐようにしてください。
③ダニの死骸によるアトピー性皮膚炎の増悪 夏に増えたダニの死骸などによりアトピー性皮膚炎が増悪するケースがみられます。
対策:部屋に掃除機をこまめにかけ、なるべく雑巾で床を拭いていただきたいと思います。布団をよく干し、シーツもまめに変えるようにしてください。絨毯やラグなどで不要なものは捨てた方がいいとされております。
④乾燥肌、皮脂欠乏性湿疹 湿度が徐々に下がりだし、乾燥肌やそれによる痒み、湿疹の患者様が増えています。
対策:入浴後しっかり保湿するようにしていただきたいと存じます。不必要に肌を擦らないようにするのもポイントです。

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