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巻き爪と陥入爪は違う?

こんにちは!はなふさ皮膚科です。

突然ですが。

巻き爪と陥入爪(かんにゅうそう)の違い、分かりますか?

お恥ずかしながら、わたくしオオシマはすぐには答えることができませんでした。

 

「え?同じじゃないの???」

 

医療従事者だからこそ分からなくなることってあると思います。まさに今回のお題がそうでした。

 

【巻き爪】

文字通り爪が過度に湾曲した状態のこと。痛みが伴う場合もそうでない場合が有ります。

 

【陥入爪】

爪甲側縁先端がその周囲組織を損傷する状態のこと。

ご自身の爪にぶつかって周囲の組織が傷ついてしまった状態と言えます。

部活でサッカーや剣道をされている男子中高生や、おしゃれなヒール靴を愛用されている方、サイズの合わない靴をはいている方に見られます。
巻き爪があると、陥入爪になりやすくなりますが、必ずしもイコールではありません。
巻き爪がない陥入爪もときどき見受けられます。(お子さんの場合は特にそうです)
陥入爪だけであれば、抗生物質の内服と、外用による処置のみで1~2週間ほどで軽快します。
陥入爪と巻き爪が合併している、つまり巻き爪によって陥入爪が発症している場合は、やや治療が困難になる場合があります。

手術やワイヤー法が必要となるケースもあります。

 

予防としましては、外部刺激を避ける、ヒールを毎日使用しない、安価すぎる靴をはかない・・・等あげることができますが、日常生活を営む上で、避けては通れないこともあるかと思います。

お子さんの部活なんて、制限したら可哀想ですもんね^^;

ちゃんとゆっくり上手くつきあっていく方法をお知らせいたします。

その話はまた次回!

 

 

 

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