HOME > ブログ > 酒さ > 酒さ(顔が火照る病気)のレーザー治療②
pagetop

酒さ(顔が火照る病気)のレーザー治療②

前回からの酒さの続きですが、酒さは何らかの理由により、顔や首の末梢血管の拡張が起こりやすくなっている、もしくは拡張したままになっていることが原因です。健常な方でも末梢血管は暑いときや何らかの炎症があるときに拡張しやすくなりますが、それが特に理由がないのに持続すると、赤ら顔の原因となってしまうという訳です。

治療としましては、抗生剤(ミノマイシンなど)内服、イソトレチノイン内服、メトロニダゾール内服が行われますが、日本では保険の関係上、抗生剤(ミノマイシンなど)の内服以外、実施することが困難なのが現状です。
そのため、酒さの患者様は、何年も漫然と抗生剤の内服が続けられ、そこから離脱できなくなっている方もおられるようです。そういった場合はレーザー治療を試みても良いと考えております。

YAGレーザーは、拡張した血管を破壊したり、引き締めたりする効果がありますので、酒さの治療には最適と考えられています。強力にYAGレーザーを当てても良いと思いますが、少しマイルドなYAGレーザーフェイシャルでも十分な効果が期待でき、大きな副作用もないですので、治療に最適ではないかと考えております。

理事長ブログ | 酒さ | comments(0) | trackbaks(0)
病気から選ぶ
  • おおしま皮膚科
  • 小島内科クリニック

※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。最新の内容、料金は各院へお問合せください。