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American academy of dermatology2017の最終報告

世界最大の皮膚科学会に参加してまいりました。話題のトピックをまとめておきたいと思います。ただし、巨大な学会なので、あくまで一部を垣間見たにすぎません。

 

■保険診療

●アトピー性皮膚炎:最大のホットトピックはアトピー性皮膚炎の新薬に関することでしょうか?一気に10個以上の新薬が治験中です。数年後には、アトピー治療はガラッと変わるかもしれません。飲み薬、つけ薬、注射、いずれも治験中です。

●手術:フラップの話やどうやって傷をきれいに仕上げるかという話がありました。爪に関する手術の講演が多く、関心を集めているのだなあ、と感じました。

●ダーモスコピー:ダーモスコピーとは小さなハンディータイプの顕微鏡で、皮膚の表面を観察するのに使用します。例えば、良性のほくろと悪性の腫瘍を区別する際に用います。アメリカの皮膚科医のダーモスコピーによる診断能力は極めて高く、よく研究されています。我々日本人医師もキャッチアップできるように多いに努力が必要と感じました。
クイズ形式の講義に出席しましたが、なかなかアメリカ人医師には力及ばすという感じがしました。


■美容皮膚科
●レーザー、フォト治療関係の講義が少ないです。もうシミやリジュビネーションは解決した、ということでしょうか??

●ピーリングの講義もほとんどありません。

●流行りの幹細胞入りのコスメとか、新成分が入ったコスメとかは、「ただの保湿剤」と切り捨てられておりました。さすが本場の皮膚科医はスポンダーに媚びるようなことはありません。

●ポトックスの講義は結構多く、眉間、目尻、額、咬筋といった定番のところから、眉外側、頬に注射するテクニックとかは、結構よく見かけました。

●フィラー
フィラーが間違いなく美容皮膚科領域で最も話題を集めておりました。フィラーとはヒアルロン酸注射に代表されるような補填物で、シワやたるみの治療に用いられます。脂肪注入やハイドロキシアパタイト、古くはシリコンなどが使われていました。これらの治療法は副作用がため、現在はほとんどヒアルロン酸です。
テクニックに関しては日本以上に多彩で、大いに勉強になりました。アジア人向けの注入方法も考案され、非常に勉強になります。
日本で施術されているテクニックというのはあくまで、ごく一部に過ぎず、さらなるヒアルロン酸注射の可能性を感じることがきました。


患者様にまずまず貢献できることを大いに楽しみにしております。引き続き宜しくお願い申し上げます。

 

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