ご存知の通り粉瘤は皮膚腫瘍の中でもっとも頻度の高い腫瘍です。
顔のどこにでもできます。気がつきやすいため、あまり大きくなることはないです。
囊胞性ざ瘡(膿が溜まったニキビ)
ケロイド
化膿性汗腺炎
などと間違えられることが多いです。
開口部があり、(炎症を起こしていなければ)クリッとしていて可動性がいいのが粉瘤の特徴です。
顔の粉瘤は特に綺麗に治した方がいいもので、従来のメスを使った腫瘍切除術よりもほぞ抜き法、くりぬき法のメリットが大きいと考えられています。
通常、1cmの粉瘤ができてしまった場合、通常の粉瘤手術方法であれば、2~3cmの傷が残ってしまうことになります。
それが顔の場合は耐え難いものとなるでしょう。どんなにきれいに縫合しても、体質的に傷が盛り上がりやすかったり、目立ちやすい人がいますので、大きな傷というのはなるべく避けるべきなのです。
ほぞ抜き法(くりぬき法)の場合は、1cm程度の粉瘤であるなら、3mmパンチで十分くり抜くことが可能でしょう。3mmパンチでくりぬいた場合は、3mmの傷が残るかというとそんなことはなく、傷は自然に収縮する傾向がありますので、3mmよりも小さい傷にになることが多いでしょう。
顔は皮膚も薄いため、ほぞ抜き法(くりぬき法)の手技がやりやすく、特にいい適応といえるでしょう。
傷を小さくする手術のことを低侵襲手術と言いいます。
当院理事長は低侵襲手術を開発、広めた功績にて、「アジアの次世代を担うリーダー100人」に選出され、「The Japan times the professionals」「チバテレビ スーパードクター」、「週刊新潮 注目の名医」に特集されるなど、数々の名誉をいただいています。
顔の粉瘤でお困りの方は是非、お近くの「はなふさ皮膚科」にご相談くださいませ。
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