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男性型脱毛におけるフィナステリド(プロペシア)の治療成績

 前回、男性型脱毛についてブログで書いた所、少し反響をいただいたので補足しておきます。
 プロペシア1mgの治療成績ですが、内服を始めて
1年後 改善58% 維持40% 進行(増悪)2%
2年後 改善68% 維持31% 進行(増悪)1%
3年後 改善78% 維持20% 進行(増悪)2%
となっております。
 もしプロペシアを飲んでいなかった場合、3年後には進行していた可能性が高いことを考えると、成績は良好といっていいでしょう。
 副作用は、プラセボ(偽薬)と比較して有意なものはありませんでした。
 問題点は、保険がきかずそれなりに高価な点(7500円/月)、飲むのをやめると元に戻ってしまう点があげられます。

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男性型脱毛(AGA)のガイドラインについて

 男性型脱毛(AGA)について少し述べたいと思います。
 AGAについて詳しく知りたい方は、https://mitakahifu.com/aga/をご参照ください。
 AGAについては皮膚科学会よりガイドラインが公開されていますので、参考になるかと思います。
 http://www.fml.ne.jp/pdf/news_100816_01.pdf
 このガイドラインはかなり妥当性があると思われますので、ガイドラインに沿って見ていきたいと思います。
 3ページ目を見ますと、科学的な見地からどの治療法を推奨するべきかが書かれています。
 A(強く推奨する)~D(無効、あるいは有害)まで分かれています。
 男性の場合、Aに挙げられているのが、ミノキシジル(商品名リアップ)、フィナステリド(商品名プロペシア)内服です。
 ミノキシジルは薬局で買えますが、プロペシアは病院で処方いたします。いずれもそれなりに高価なのが難点で、ガイドラインはコストパフォーマンスについてまでは言及していないので、どの治療を選ぶかは難しいと思います。ただ、推奨度Aなのは上記2つで、Bが植毛(これは非常に高価で手間もかかります)、あとはC1(推奨してもいいが十分な根拠なし)になってしまうので、コストパフォーマンスの面から検討しても、上記2つの中から選ぶのが妥当のように考えます。
 

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