「なぜ乾癬になってしまったのか?」とよく聞かれることがありますが、残念ながら現時点でははっきりしたことが分かっていません。
遺伝要因が関与していることは明らかですが、多因子疾患で、ある特定の単独遺伝子による影響は弱く、組み合わせによって発症しているようです。
ただ、一卵性双生児の方でも、発症一致度は70%強に過ぎず、環境要因も影響を与えていることが分かっています。
溶連菌やウイルスの感染後に乾癬(特に滴状乾癬)発症することもあり、溶連菌やウイルスの感染は、重要な環境要因の一つと考えられております。
飲酒、喫煙、肥満なども環境要因としての可能性が考えられていますが、こういった説を見たときは、「原因ではなく結果かもしれない」と少し疑う必要があります。(もちろんそれらは心疾患などその他の疾患のリスクになりますので避けたほういいと考えています)。
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