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水虫(足白癬)とは

白癬症は皮膚糸状菌の感染症です。通常は足指の間や、足の裏、足の爪(爪白癬)、陰部(陰部白癬)などに見られますが、体幹(体部白癬)などに見られることもあります。特に足に白癬菌が感染した状態を水虫と呼ぶ事が多いです。

 

臨床症状

足白癬(足水虫):紅斑(皮膚の赤み)、鱗屑(角層がふけのようにはがれかかった状態)、浸軟(ふやけた状態)、水疱(水ぶくれ)、膿疱(膿みを持った状態)、角化(皮膚が分厚くなった状態)など様々な臨床症状をとりえます。かゆみやにおいを伴う事も多いです。

 

検査

顕微鏡検査にて白癬菌を確認することで診断がつきます。

 

似た病気

湿疹、掌蹠膿疱症、足底過角化症、紅色陰癬

 

治療

通常は抗真菌薬の外用を行います。

きちんと診断し、抗真菌薬を付ければ、2ヶ月〜4ヶ月程度で治癒が見込めます。

水虫に湿疹が合併している場合は、いきなり抗真菌薬を付ければ湿疹がひどくなり、かえって症状がひどくなってしまいます。その場合1~2週間ほどステロイド剤を塗布して湿疹をよくしてから、抗真菌薬をつけていただきます。
ただし角化型白癬(いわゆるかかと水虫)や爪にも白癬菌が及んでいる場合(爪白癬)は外用薬のみの治療は困難で、抗真菌薬の内服が必要となります。

 

抗真菌薬の付け方のコツ

・症状がなくても必ず両足にお付けください。
・足の裏全体、足の側面、足指の間、アキレス腱まで広くまんべんなくお付けください。
・症状がなくなっても、1ヵ月は抗真菌薬を続けてください。
・炎症が強い場合は、まずステロイド外用薬で湿疹をよくしてから抗真菌薬をつけるようにしてください。

 

水虫がなかなか治らない理由:

水虫を毎年繰り返してらっしゃるという方は多く、治療を行っても完治に至る方は10人に1人という報告もあります。水虫が治りきらない理由として以下のものがあげられます。
① 毎年治りきる前に水虫の薬を止めてしまっている。水虫の塗り薬は、よくなったと思っても1ヶ月はつけ続けなければなりません。
② ご家族に無治療の水虫患者様がおられ、知らないうちにうつされてしまっている。そうならないためにも、ご家族同時に治療された方が、効率よく治療を終わらせることができます。
③ 爪水虫があり、水虫は塗り薬で治っても、爪水虫は治っていないので毎年爪水虫から菌が広がり、水虫になってしまう。日本人の10人に1人が爪水虫を持っているといわれています。爪水虫は基本的には内服治療を行わないと治りません。
④ そもそも水虫でない。湿疹と水虫の区別はきちんと検査しないとわかりません。さらには紅色陰癬という水虫に非常に似た病気があるので注意が必要です。
⑤角化型白癬(かかと水虫)である。角化型白癬の場合は、外用薬だけでは完治しないことが多く、内服薬による治療が必要になります。

 

 

Q&A

Q水虫はどこでうつるのですか?

Aプール、スポーツジム、銭湯のマット、飲食店、ホテルのスリッパ、ご家族に水虫の方がいる場合は家の床、マットなどから感染することがあります。

 

Q水虫の感染を防ぐにはどうすればいいですか?

白癬菌が足に付着しても、感染が成立するまでには12時間~24時間かかりますので、早めに足を洗い流せば大丈夫です。過度に心配する必要はありません。

 

Q水虫は薬局で買った薬で治せばいいのでは?

A水虫は自己診断にて、薬を薬局で買って治療される場合も多いようですが、その場合の有効率は50%程度との報告があります。その理由として、そもそも水虫でなかった、薬の付け方が十分でなかった、薬にかぶれてしまったなどが考えられます。そもそも水虫でなかったという場合が比較的多いですので、やはり皮膚科に受診された方がいいと考えております。

 

Q薬はいつまで付ければいいですか?

A かわむけなどのすべての症状がなくたってから1ヶ月外用を続けていただきます。

 

Q薬は皮が剥けているところだけに付ければいいのでしょうか?

Aいいえ、症状が出ていなくとも感染している部位がいくつかあるはずですので、両足全体に広くつけていただく事が肝心です。

 

Q水虫の時に靴は捨てた方がいいですか?

A可能であれば捨てた方がいいです。白癬菌が靴に長期間生存しうる事が知られているからです。半年間白癬菌が靴に生存した例も報告されています。

 

Q頭皮や顔に水虫菌が感染することがあるときいたのですが

A格闘技をやっている方を中心に頭皮や顔に感染しやすいタイプの白癬菌がはやっているのも事実です。きちんと診断を付けてしまえば治療はそれほど難しいものではありません。

 

Q家族にうつさないために気をつけることは?

A床を素足で歩かない事、足拭きマットを別にする事などは一定の効果があると思います。水虫の治療を開始すれば白癬菌の感染力は急速に弱まりますので、速やかに地理料を開始する事が最大の予防といえるかもしれません。

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