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とびひにご注意ください。

 とびひの患者様が急増しております。
 昨日一日だけでも30名近いとびひの患者様がご来院されました。
 とびひは水疱性膿痂疹と非水疱性膿痂疹に分かれますが、いずれも患者様も、起炎菌のほとんどは黄色ブドウ球菌です。(非水疱性膿痂疹は溶連菌を起炎菌とすることが多いとする説もありますが、本邦の他の報告同様、当院でも起炎菌はほとんど黄色ブドウ球菌です)。
 黄色ブドウ球菌のうち、大部分の抗生剤がきかないMRSAという菌が有名で特に注意が必要ですが、今のところMRSAを検出することはそれほど多くはありません。ただし、とびひになる前に、夏風邪などで抗生剤を長く飲んでいた、というお子様では、MRSAを検出する可能性が高くなっております。おそらく抗生剤を飲んでいるうちに、鼻腔や表皮に常在する黄色ブドウ球菌が耐性化するのでしょう。やはり不用意な抗生剤の使用は慎まなければなりません。
 現時点では、とびひのオーソドックスな治療
①まずはセフェム系抗生剤の内服と、ニューキノロン系外用薬(もしくはステロイド外用薬)による治療を行う。
②効かない場合は内服薬を、ホスホマイシンという抗生剤に切り替える。
 
で効かなかった患者様はおらず、治療に難渋することはほとんどないのですが、今後も耐性菌には十分注意していくつもりです。

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