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花粉症皮膚炎の患者様が増えています。

 花粉症皮膚炎について知りたい方は以前のブログをご参照ください。
https://mitakahifu.com/pollen-allergy-dermatitis/
 花粉が直接皮膚につくことにより皮膚炎が誘発される病気で、IgEが関与するいわゆる接触性蕁麻疹の場合(即時型アレルギー)と、感作されたT細胞が関与するアレルギー性接触皮膚炎の場合(遅延型アレルギー)の場合があります。
 花粉が付着しやすい顔面、頚胸部、手背などに湿疹性病変が現れるのが典型的で、ここ数日で患者様が増えているようです。アトピー性皮膚炎の患者様は特にその頻度が高いといわれております。
 もともと花粉症のある方は、花粉の季節には、体の中のアレルギー反応のレベルが上がるために皮膚炎が増悪しやすいのですが、その場合は全身で増悪がみられるのに対し、花粉症皮膚炎の場合は、露出部に限局し皮膚炎の増悪がみられます。
 血液検査では、通常の花粉症の方と区別がつかないので、パッチテストやプリックテストで確定診断に至りますが、現実的には発症時期や臨床像にて診断をつけることがほとんどです。
 花粉症皮膚炎の患者様は、出勤後や帰宅後に露出部を洗い流してから薬を付けるようにしていただきたいと存じます。原因物質が残ったままだと、症状がなかなかよくならないためです。

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