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冬に多い皮膚疾患③〜やけど

 本日もたくさんの患者様にご来院いただきましたが、冬の皮膚トラブルが急増しているようです。
 冬の皮膚トラブルは皮膚の乾燥が原因のことが多いので、是非しっかり保湿していただき、予防していただければと存じます。

 さてストーブや湯たんぽなどを使う機会が増えるからだと思いますが、やけども冬に増えます。
 やけどの治療で閉鎖療法に伴うトラブルが増えているようなので、少し述べておきたいと思います。閉鎖療法というのは、やけどに被覆剤(傷に貼るシートなど)をつけて、やけどが治るまでそのままにしておく治療のことです。閉鎖療法はある特定の条件では優れた治療効果を発揮しますが、そうでない場合は、やけどを悪化させてしまいます。その特定の条件とは、やけどの症状が安定しており(受傷後少なくとも4.5日は経っている方が良いと思います)、浸出液(つゆ)が少なく、感染がなく、壊死組織がほとんどない場合、ということになります。つまり、受傷してすぐのやけどには閉鎖療法は向かないということになります。
 適切でない閉鎖療法は、感染や浸軟(ふやけ)を招き、やけどを悪化させたり、治りを悪くする可能性もありますので、少し注意していただければと思います。

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ボーエン病にご注意ください。

 ボーエン病は表皮内の皮膚癌ですが、湿疹や尋常性乾癬とよく似ているのが特徴です。
 当院でも数ヶ月に一人はボーエン病の方を診断させていただいておりますが、やはり長い間、湿疹としてフォローされていた患者様が多いのが特徴です。
 ボーエン病もあまりに長い時間放置された場合は、浸潤性の癌となりうるので注意が必要です。表皮内にとどまっている限りは、手術で病巣を確実に切除することで完治します。
 なかなかボーエン病を患者様自身で診断するのは難しいと思いますが、以下のような特徴があれば、少しボーエン病を疑った方が良いかもしれません。
①湿疹に似た、赤くてガサガサした丸っこい病変がずっと前からあるが、特に増えもしないし消えもしない。
②湿疹といわれたのに痒くない。
③ステロイド外用薬を長くつけているが、いっこうに良くならない。

 もし上記の3つとも満たす方がおられれば、一度皮膚科に受診されると良いと思います。
 

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当院で出来る金属アレルギー検査

 金属アレルギーの検査を希望される方が増えているようです。
 金属アレルギーは、ネックレスやピアス、ベルトのバックルのかぶれが有名ですが、歯の治療に使われている合金に対する金属アレルギーが、掌蹠膿疱症や痒疹、異汗性湿疹(手のひらや足の裏に限局する湿疹)、貨幣状湿疹などの治りにくい湿疹の原因となることが知られています。
 当院では、金、銀、銅、クロム、ニッケル、コバルト、インジウム、パラジウム、スズ、鉄、アルミニウム、水銀などの金属アレルギーの検査を行うことが出来ます。
金属アレルギーの検査は、パッチテストと呼ばれる方法で行います。金属アレルギーの試薬を含んだテープを二の腕にはりつけ、48時間そのままで過ごしていただきます(防水のテープなので入浴なども可能です)。2日後にご来院いただき、結果を判定します。その翌日ももし可能でしたらご来院いただけるとさらに診断が確実となります。
 残念ながら保険が効かず、一項目あたり1000円かかってしまいます。
 掌蹠膿疱症やしつこい湿疹に悩まされている患者様は一度金属アレルギーの検査を受けてみても良いかもしれません。

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冬に多い病気②〜寒冷蕁麻疹

 冬に多い病気、というよりは冬(寒さ)に特徴的な病気、といえばいいのでしょうか?あまりにも有名な病気のため問い合わせが非常に多いのですが、それほど頻度は高くない病気です。
寒い日に外に出て風に吹き付けられた際、露出部に蕁麻疹が出てかゆくなる。
冬の寒い日にジョギングをして汗をかいて、そのままにしていたら蕁麻疹が出た。
冷たい水で手を洗ったり食器を洗ったりすると、手に蕁麻疹が出てかゆくなる。
アイスクリームなどの冷たいものを食べたら、唇が脹れてかゆくなる。
といった症状が典型的です。
 症状に気がつかないうちに冷たいプールで泳いでショック症状を起こすこともありますので注意が必要です。
 なるべく寒冷刺激を避けることが重要となります。通常の蕁麻疹同様、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服も効果があります。
 中高年の方の寒冷蕁麻疹には、クリオグロブリン血症や骨髄腫、リンパ腫、白血病などが隠れている場合がありますので、精密検査をお勧めする場合があります。
 とはいえ、それほど頻度の高い病気ではなく、検査をしてみると普通の蕁麻疹であったり手湿疹であったりすることがほとんどなのです。しかし本当に寒冷蕁麻疹であった場合、症状に気がつかないと、急激な寒冷刺激を全身に受けた場合、重篤な症状を引き起こすことがありますので、注意が必要な病気といえると思います。

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冬に多い病気〜①乾燥性の湿疹、かゆみ

 気候が冬型になるにつれ、乾燥性の湿疹、かゆみの患者様が急増します。
 もはや国民病といってもいいかもしれません。
 私も部屋の湿度はいつも見ておりますが、エアコンをかけているときなどは湿度が30%をきることもざらで、健康な方でも乾燥性の湿疹を発症してもおかしくない状況となっております。
 乾燥性の湿疹を予防する方法を何点か書いておきます。
①部屋の湿度をモニターし、最低でも湿度を40%以上にキープしてください。
②入浴後、すぐに保湿するようにしてください。保湿剤をつけるときは刷り込まずに、やさしく皮膚の上にのせるようにしてください。
③入浴時、体をごしごしこすらないようにしてください。石けんを泡立てて、体を手で優しく洗うようにしてください。ご高齢の方で肌の乾燥が強い方は2〜3日に1回でもいいと思います。軽石やナイロンタオルで体を擦るのは良くありません。
④暑すぎるお風呂はかゆみの原因になります。お風呂の温度は、必ず43℃以下のするようにしてください。出来れば40℃程度がいいと思います。
⑤食器洗いの洗剤、衣類の洗剤、お風呂の洗剤、トイレの洗剤を使うときは必ずゴム手袋、ビニール手袋を着用してからにしてください。
⑥手を洗ったらすぐに、ハンドクリームをつけるようにしてください。
⑦肌がデリケートな方は、肌に直接接触する衣類はコットンのものだけとしてください。
⑧顔の肌が乾燥して、化粧品がしみる場合は、いったん化粧品を中止し、医師に相談するようにしてください。
⑨適度に運動し、皮脂腺や、汗腺の働きを活性化させてください。運動には血行を良くする効果もあります。
⑩かゆみが出たら、なるべく掻かずにすぐに医師に相談してください。

 以上の点を参考にしていただければ、幸いと存じます。

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