当院では粉瘤の患者様が、他県からもご来院いただいておりますが、実際、ご来院されると別の病気であったということが少なくありません。
大きさや、皮膚の表面に出来る疾患という類似点から石灰化上皮腫や皮膚線維腫と紛らわしい場合がありますし、何度も炎症を繰り返す、という点から慢性膿皮症との紛らわしい場合もあります.
私は以前から慢性膿皮症という疾患に興味を持っておりますが、頭や首の後ろ、お尻に多い病気であります.粉瘤は皮膚に袋が出来、その中に細菌が感染することで炎症を繰り返すのですが、慢性膿皮症の場合、腫瘍がないにも関わらず、ちょっとした刺激で皮膚が生んでしまうという違いがあります.
お尻に慢性膿皮症が出来る方というのは、ほぼ全員ヘビースモーカーの方で、喫煙が大きな影響を与えていることはほぼ間違いないように思います.
喫煙が血管内の炎症を惹起するという話は以前からありますから、間接的に皮膚に炎症を引き起こしやすい状態を作っていたとしても不思議ではありません。
先日、寺井先生にしわ取り注射を入れてもらいました。
シワかなくなった気分がいいです.
最も力を入れた写真を比較しないといけませんので、へん顔ばっかりになってしまい大変申し訳ないのですが。。。(自分でも夜間に一人で何やってるのかと少し思いました)
眉間と額の写真です.同じくらい力を入れてもシワが入らないようになっています.
なお、額にしわ取り注射を入れた後に額に力を入れた際(一番下の写真)、少し眉が吊り上がるように寺井先生に設定しもらっています.欧米ではその方が良いという意見が多いようです.
眉が吊り上がると精悍な印象になる反面、少しキツい印象になりますので、それが嫌な方はナチュラルに仕上げることも出来ます。
もしご興味のある方はお気軽にご相談ください。
眉間
額
日光角化症という皮膚病はあまり知られていないようですが、それほどまれではないので報告させていただきます.
日光角化症というのは、皮膚の上皮内癌で前癌病変とされています.実際に癌に進展することは数パーセントとされそ、れほど頻度は高くないのですが、やはり注意が必要です.
顔や手の甲に見られることが多く、数ミリから数センチ程度の赤みがありカサカサした病変で、数年続いていることが多くあります.皮角と言って角状に盛り上がってくることもります.
湿疹との違いは、痒みが少ないこと、経過が長いということ、病変部が限局しておりあまり変化がないことなどが上げられます.
湿疹かもしれないと思っていても数年間変化のない病変があれば、一度皮膚科に受診することをお勧めしたいと思います.
液体窒素や手術で治療を行います。
昨日から今日にかけて大阪に出張に行ってきました。
昨日、深夜に大阪に着いたのですが、梅田周辺の変わりように驚きました。
私がいた15年前と比べて格段にオシャレな雰囲気になっておりました。
六本木ヒルズに近い雰囲気と言っても良いかもしれません。
深夜ではあったのですが、15年前に学んでいた予備校を見に行ってきました。よく昼休みに弁当を食べていた公園なんかにも行き、純粋に「医者になって人のために役立ちたい」という思いで頑張っていた頃を思い出すことが出来ました。
梅田のホテルに泊まったのですが、朝食のビュッフェはたこ焼きもあり、「さすが大阪!」と感心しました。
午後からは僭越ではありますが、皮膚科クリニックの経営につて講演をさせていただく機会をいただきました。多くの先生と情報交換が出来、とても有意義に過ごすことが出来ました。
9月の手術実績を報告させていただきたいと存じます.
粉瘤77件
ホクロ61件
神経線維種10件
血管腫5件
脂肪腫5件
毛巣洞3件
など計187件の手術を担当させていただきました。
合併症ですが、縫合不全2例(いずれの患者様のごく軽度で、1週間後には完全に傷は塞がりました。やや炎症の残っている状態での手術だったのが原因と思われます)。
また約半年前に手術されたホクロの患者様の再発例がございました。無料にてレーザー治療を行い、完全に取りきることが出来ました。
今後も合併症のないように大いに慎重に治療をさせていただきたいと存じますので、何卒よろしくお願いします。
※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。最新の内容、料金は各院へお問合せください。