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アトピー性皮膚炎は治る病気です。

アトピー性皮膚炎は治らない、対処療法しかない、という誤解が多いのですが、そんなことはなく、きちんと治療すれば治りますし、少なくとも、良い状態を長期間維持することは可能です。

アトピー性皮膚炎は
・皮膚の脆弱性(皮膚がデリケートである、乾燥しやすいこと)
・アレルギーになりやすい体質
・皮膚がかゆくなりやすい体質
が複雑に絡み合って発症します。アトピー性皮膚炎の(今わかっている範囲ですら)全容を知ることは困難で、非常に複雑な病気、と言えます。そのため、いろいろな誤解を生みやすい病気で、多くの誤解を生んでいるといえるでしょう。

ある人は皮膚の脆弱性がメインですし、ある人はアレルギーになりやすい体質がメイン、ある人は皮膚がかゆくなりやすい体質がメインだったりします。そのため、治療も一本道とはいかず、ある程度、紆余曲折があることが普通です。

治療法は
・ステロイド外用薬
・保湿剤
・タクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)
・抗アレルギー薬の内服
・免疫抑制剤(シクロスポリン)の内服
・光線療法
がメインとなります。
症状に合わせて、治療法を組み合わせ、さらに変更していくことが必要となります。
同じステロイドの外用薬を使うにしても毎日使うのか、週に2回使うのかで大きく意味が異なってきます。

特に大きく誤解されているのがステロイド外用薬で、対症療法にすぎない、使いすぎると皮膚がボロボロになるなどの噂があります。これらの噂は、ある面では事実である点が厄介で、確かにステロイド外用薬はいい加減に使うと、対症療法すぎず、下手な使い方をすると、皮膚を弱めてしまい、さらにダメージをおわせることもあります。

しかし、適切に使えば、強力な味方になってくれる薬で、中等度以上のアトピー性皮膚炎においてはステロイド外用薬の一時的な使用は必須と言っていいと思われます。少なくともステロイド外用薬を使わない場合は、治療が遠回りになるかと思います。

いずれにしろ、アトピー性皮膚炎は放置していい病気でも、よくならない病気でもなく、きちんと治療し、良い状態をキープするべき病気です。良い状態を長くキープできれば完治に近づくこともわかっています。

アトピー性皮膚炎でお困りの方は是非当院にご相談くださいませ。

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