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赤いシミ〜日光角化症〜

赤いシミ、日光角化症がテレビで放送されかなり話題になっているようですね。

日光角化症は長年の紫外線の影響により発症する皮膚疾患で、ざらざらとした赤い斑点(5mm〜2cm程度の事が多いです)でとして見られる事が多いのですが、萎縮性紅斑と表現されるたり、高度に角化して皮角としよばれる小さな角のようにみられることもあります.
紫外線のあたりやすい顔や前腕、手背に見られる事が多いです。

「湿疹」と誤診されステロイドの治療が行われている事がよくあります.ステロイドで良くならないため、日光角化症ではないか、と疑われるケースもあります.

欧米人では一般的に見られる疾患で、日本でもしばしば拝見する疾患です.

数%の確率で有棘細胞がんに進展するため、「前癌病変」の一つと考えられています.

確定診断は皮膚生検という病理検査で行います.日光角化症といっても病理学的に癌に進展しやすいものからそうでないものもあり、前者は手術的に完全に取りきる事必要がありますが、後者は、冷凍凝固術やイミキモドといった付け薬、炭酸ガスレーザー照射術といった簡単な治療で済む事が多いです.

赤いシミが気になる方は経験豊富な当院に是非ご相談ください。

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