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巻き爪、陥入爪

巻き爪は、足指の変形、つま先の細い靴、不適切な爪の切り方、歩き方の癖などで爪に不自然な力が加わることにより発症するといわれています。原因が分からないこともあります。
 時に爪が皮膚に食い込んで、爪周囲に炎症を引き起こすことがあります(陥入爪)。その場合、痛みや腫れが起こり、歩行が困難になることがあります。
 爪の周囲の組織に傷ができ、そこから菌が入って化膿性爪囲炎と呼ばれる感染症を引き起こすことがあります。

さらに、傷をジュクジュクしたまま放置すると化膿性肉芽腫という腫瘍ができ、さらに治りにくくなってしまいます。

化膿性爪囲炎、化膿性肉芽腫にまで病変が進展すれば、爪の周囲の組織の腫れが、そのためにさらに爪とぶつかりやすくなってしまいます。
そうすれば、
爪と皮膚がぶつかる→腫れがひどくなる→爪と皮膚がぶつかりやすくなる
という悪循環に陥り痛みがいつまでたっても良くならないという状況に陥ります(※)。

糖尿病をお持ちの方は蜂窩織炎、糖尿病性壊疽の原因となりやすいですので、特に注意が必要です。

治療法

巻き爪

痛みが伴わない場合:
爪の切り方のご指導など。矯正をお勧めすることもあります。

痛みが伴う場合:
保険治療:テーピング療法
保険外治療:プレート法、ワイヤー法などで巻き爪を矯正します。

陥入爪(感染がない場合)

保険治療:
痛み止めの内服、テーピング、コットン&パッキング法
保険外治療:プレート法、ワイヤー法

陥入爪(感染がある場合)

保険治療
痛み止めの内服
抗生物質の内服、痛みどめ、抗炎症剤の内服抗菌作用のある薬の外用(ユーパスタ軟膏、カデックス軟膏、ゲーベンクリーム、アクアチム軟膏、ゲンタシン軟膏)

ガーゼ&パッキング法
ガーゼを爪が皮膚に食い込んでいるところに詰め、さらに医療用接着剤にて固定する方法です。そうすることで、爪と皮膚がぶつからなくなり、痛みが軽減します。その間に爪が適当な長さまで伸びるのを待ちます。巻き爪の矯正が必要のない場合に最適な治療と思われます。

保険外治療
感染が落ち着いてから、矯正の必要があれば、プレート法、ワイヤー法を行います。

化膿性肉芽腫を認める場合(化膿性肉芽腫が見られる場合は、感染を伴っていることが多いので、それを前提で述べます。)

保険治療
痛み止めの内服
抗生物質の内服、痛みどめ、抗炎症剤の内服抗菌作用のある薬の外用(ユーパスタ軟膏、カデックス軟膏、ゲーベンクリーム、アクアチム軟膏、ゲンタシン軟膏)、ステロイド剤の外用(ステロイドは化膿性肉芽腫を押さえる働きがあります。)

手術療法
化膿性肉芽腫切除術
化膿性肉芽腫切除術

巻き爪、陥入爪についてくわしくはこちら

巻き爪、陥入爪について 当院での巻き爪、陥入爪治療のこだわり
治療法各論 巻き爪、陥入爪のQ&A
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