脱毛症には様々な種類があります。
■男性型脱毛(AGA)
■女性型脱毛
■円形脱毛症
■その他の脱毛症
ここでは、男性型脱毛症についてご説明いたします。
2017年9月12日、テレビ朝日グッドモーニングにて花房理事長が薄毛について解説させていただきました。
男性型脱毛症(AGA)は、成人男性の30%に見られる現象です。20歳代後半~30歳代にかけての顕著にみられ、前頭部と頭頂部の頭髪が細く短くなります(軟毛化)。
男性ホルモンが前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞に作用し、毛乳頭細胞より、毛の発育を阻害するような物質が放出された結果、ヘアサイクルの成長期の短縮が起こり、毛包のミニチュア化、硬毛の軟毛化が引き起こされています。
その結果、男性型脱毛症が発症するといわれています。
その結果、額の生え際が後退し頭頂部の頭髪がなくなります。
後頭部の頭髪は保たれることが大きな特徴です。
フィナステリド(プロペシア®など)は抜け毛の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑えることで、AGAの治療効果を発揮します。
内服方法:
1日1回決まった時間にプロペシアを一錠内服します。
プロペシア1mgの治療成績ですが、内服を始めてから
1年後 改善58% 維持40% 進行(増悪)2%
2年後 改善68% 維持31% 進行(増悪)1%
3年後 改善78% 維持20% 進行(増悪)2%
となっております。もしプロペシアを飲んでいなかった場合、3年後には進行していた可能性が高いことを考えると、成績は良好といっていいでしょう。
副作用:
性欲減退が1.1%の方で見られたとされていますが、プラセボ内服中でも同等の性欲減退が見られたとされています。
注意事項:
前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの値を低下させるので、健康診断の際には、プロペシアを飲んでいるとこを申告してください。
初診時:診察料2200円(税込)+薬剤料
再診時:薬剤料
※プロペシアが先発品で、フィナステリドが後発品の国内承認薬になります。
デュタステリドはテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)へ 変換する 1 型及び 2 型 5α還元酵素を阻害します。DHT(ジヒドロテストステロン)というのは強力な男性ホルモンで、AGAに対しても影響を与えているホルモンです。
上記の通りフィナステリドが2 型 5α還元酵素を阻害するのに対し、デュタステリドは 1 型と2 型、両方の5α還元酵素を阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)が作られるのを邪魔します.
それにより、AGAの改善効果を発揮します.
デュタステリドの一つである、ザガーロは2015年9月に厚労省の認可を取得し、販売が開始されました。
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