アザには 青あざ ■太田母斑 ■後天性太田母斑(ADM、後天性真皮メラノサイトーシスと同じ) ■異所性蒙古斑 茶あざ ■扁平母斑 などがあります。 |
※新座院・久我山院のみすべてのあざ治療を自費にてご案内しております。※
※なんば院・渋谷院・名古屋院はあざ治療に適したレーザー機器の取り扱いがございませんのでご了承ください。※
境界明瞭な青みがかった褐色斑が、まぶた、頬、額などに出来る疾患です。通常は右か左のどちらか一方に痣が見られます。多くの症例で眼球や眼球結膜にも青みがかった褐色斑が見られます。日本人の0.1~0.2%の頻度と推定されています。出生直後から目立つ場合と、思春期ころに目立ってくる場合とがあります。思春期頃までアザは濃くなる傾向があります。診断は臨床症状より比較的容易です。
太田母斑の特徴は、通常のシミより皮膚の深いところ(真皮)にシミの色(メラニン)をつくる色素細胞(メラノサイト)があることです。
そのため通常のレーザー治療や、光治療、ハイドロキノンなどによる治療は無効で、Qスイッチ付きレーザーという高出力のレーザー光線をごく短期間に放出する特殊なレーザーを用いる必要があります。
3ヶ月に1度、3〜5回程度のレーザー治療を行います。
治療前 | 治療後 |
◆主な副作用:痂皮化、炎症後色素沈着、赤み、内出血、熱傷
両頬骨部に左右対称に、比較的、境界明瞭な灰褐色の直径 1 〜 3 mm の点状色素斑が多発し、次第に色調が濃くなります。その他、額、上下眼瞼、鼻翼部、鼻根部に見られることもあります。
20才以降の女性に発症することが多いです。自然消退することなく、ADMの出現後一定期間は濃くなります。一見すると肝斑と似ていますので、鑑別が問題になりますが、見慣れると間違えるとこはありません。
肝斑とは全く異なるシミで、治療法も真逆といっていいほど異なります。
病理学的には太田母斑と同様に、通常のシミより皮膚の深いところ(真皮)にシミの色(メラニン)をつくる色素細胞(メラノサイト)があります。
そのため通常のレーザー治療や、光治療、ハイドロキノンなどによる治療は無効で、当院で使用しているQスイッチアレキサンドライトレーザーの様な高出力のレーザー光線をごく短期間に放出する特殊なレーザーを用いる必要があります。太田母斑より病変部がやや浅く、色素の数自体も少ないため、太田母斑より少ない照射回数で良好な結果を得ることが出来ます。
当院では、3ヶ月に1度、3回程度のレーザー治療で十分取りきることが可能です。
蒙古斑は、新生児の仙骨部や腰殿部にみられる青色斑です。
黄色人種では乳幼児のほぼ100%の頻度で蒙古斑が見られます。生後 2 年頃までは青色調を増すが、その後退色に向かいます。通常 4 〜 10 歳前後で消失することが普通です。蒙古斑が、仙骨部や腰殿部以外の、手足や顔などに現れた場合で濃いものに関しては異所性蒙古斑と呼ばれ自然消退が期待しづらいので、レーザー治療の適応となります。
いつレーザー治療を行うのかというのは非常に難しい点ですが、幼少期より治療を開始した方が、治療の効果が高いことが知られています。
治療は太田母斑と同様で、Qスイッチアレキサンドライトレーザーの適応となります。
太田母斑、ADM、異所性蒙古斑の治療は一部保険適応です。※新座院、久我山院のみ自費でご案内いたします。
まずはご来院いただき、診断を付けます(診断は容易です)。
レーザー治療についてご説明させていただきます。
ご希望の方は病変部に麻酔のクリーム(エムラクリーム)を塗布します。
レーザー照射部位に軟膏をつけ、テープで覆い治療終了となります。
その後は1〜2ヶ月おきに通院していただき、3ヶ月目以降にレーザーを再照射します。
レーザー照射部は数日でカサブタになります。カサブタは7日〜10日ではがれます。
その時点ではあまりアザは薄くなったように感じられないのではないかと思います。
レーザー照射にてアザの原因となっている色素(メラニン)の破壊は行われているのですが、その後、破壊されたメラニンがメラノファージという貪食細胞(いわばお掃除細胞)によって貪食されはじめてアザが薄くなっていきます。それには通常2〜3ヶ月必要です。
1回のレーザー治療でもアザは薄くなりますが、しっかりアザを取りきるためには
3〜6回
2〜3回
3〜4回
のレーザー治療を繰り返す必要があります。
レーザーは3ヶ月に1回打っていきます。
大きさ | 保険点数 | 保険診療自己負担分 |
4cm2未満 | 2,000点 | 6,000円 |
4cm2以上16cm2未満 | 2,370点 | 7,110円 |
16cm2以上64cm2未満 | 2,900点 | 8,700円 |
64cm2以上 | 3,950点 | 11,850円 |
※一部自費治療もございます。
症状により、保険適応または自費治療になります。※新座院はピコレーザー設置の為、全て自費になります。※
もちろん打つことが出来ます。まぶたなどにレーザーを照射する場合はコンタクトシェルという特殊なコンタクトレンズのようなもので目を保護してからレーザーを照射するので目を痛めることはありません。
ゴムではじかれた方な痛みがあるのですが、エムラクリームという麻酔クリームを事前に塗布することで、痛みは数分の1に減少することが可能です。
なるべく日に当てない、なるべく擦らないようにご注意願いたいと思います。なお、レーザー照射部位は一週間程度カサブタとなりますので、重要な予定がある直前はレーザー治療を控えた方が良いと考えております。
レーザーを照射した部位は一週間程度(少なくとの数日)、安静にした方が良いですので、なるべく薬だけにした方が良いと考えております。レーザー照射部位以外は普段通りお化粧していただいて結構です。
簡単に申し上げますと、以下のような違いがあります。
ADM | 肝斑 | |
発症年齢 | 20代~ | 30代~ |
左右対称性 | あり | あり |
形状 | 小斑点 | びまん性 |
色調 | やや青みを帯びた褐色 | 淡い褐色 |
境界 | 明瞭 | 不明瞭なことも |
しみ治療に熟練した医師であれば、区別は難しくありません。
あまり良くならない症例はないと考えております。レーザー照射後、数ヶ月で明らかに薄くなるのを感じられると思います。
太田母斑、ADM、異所性蒙古斑は基本的にはQスイッチ付きレーザーでないと効果がないですので、それ以外の治療を行った場合は無効ということになります。またQスイッチレーザーで治療した場合もレーザー照射後、効果が実感できるまで数ヶ月かかるのが一般的です。
特に決まりはないのですが、太田母斑や異所性蒙古斑の場合はなるべく早いうちから治療を行った方がいいという考え方が増えております。幼いうちの方がレーザー治療の効果が高い点や、レーザー治療にかかる時間を短くすることが出来るからです。
短期的には、レーザー照射に伴う痛みやカサブタなどが現れますが、数日〜10日程度でなくなりますので大きな問題にはなりません。中期的には、レーザー照射にともなう炎症後色素沈着が現れることがあります。炎症後色素沈着とはレーザー照射に伴う一時的な色素沈着で、数ヶ月〜半年でほぼ消退します。また治療の途中で、レーザーのしっかり効いて場所と、そうでない場所がややまだらになってしまうということがありますが、レーザー照射を追加すればいずれ均一になります。
太田母斑の場合:3−6回程度ADM:2〜3回程度異所性蒙古斑:3−4回程度が目安となります。レーザーは約3ヶ月に1度程度の間隔で照射します。
扁平母斑は日本人の1〜2%の方に見られる褐色斑です。盛り上がりのない褐色斑のため、‘扁平’母斑と呼ばれています。
比較的均一な淡褐色〜褐色斑で形、サイズは様々です。
数mmのものもあれば10cm以上のものもあります。単発であることが多いのですが、複数存在する場合もあります。
多くの場合、生後比較的早期、ないし乳幼児期になって病変は明瞭になります。病変はどの部位にも生じ得ます。
レーザー治療を3ヶ月に一度行います。レーザー治療を行っても再発してくることが多いのですが、根気づよく治療を行うことで、薄くなっていくことが期待できます。
まずはご来院いただき、診断を付けます(診断は容易です)。
レーザー治療についてご説明させていただきます。
ご希望の方は、病変部に麻酔のクリーム(エムラクリーム)を塗布します。
レーザー照射部位に軟膏をつけ、テープで覆い治療終了となります。
レーザー照射部は数日でカサブタになります。カサブタは7日〜10日ではがれます。
その時点で一旦、扁平母斑は取れたように感じられると思いますが、1ヶ月くらいかけて色素が少しずつ戻ってくるのが普通です。
3ヶ月に1度レーザー治療を繰り返し、アザを薄くしていきます。5〜10回ほど根気づよくレーザー治療を繰り返していきます。
治療前 | 治療後 |
大きさにより異なりますので、当院までお問い合わせ下さい。
扁平母斑に関しては、全院自費治療になります。
もちろん打つことが出来ます。まぶたなどにレーザーを照射する場合はコンタクトシェル(別料金)がという特殊なコンタクトレンズのようなもので目を保護してからレーザーを照射するので目を痛めることはありません。
ゴムではじかれた方な痛みがあるのですが、エムラクリームという麻酔クリームを事前に塗布することで、痛みは数分の1に減らすことが可能です。
特に何歳からという決まりはないのですが扁平母斑は体が大きくなるにつれ大きくなっていきますので、小さいうちにレーザー治療を行った方がいいという考え方も増えてきています。
短期的には、レーザー照射に伴う痛みやカサブタなどが現れますが、数日〜10日程度でなくなりますので大きな問題にはなりません。中期的には、レーザー照射にともなう炎症後色素沈着が現れることがあります。
炎症後色素沈着とはレーザー照射に伴う一時的な色素沈着で、数ヶ月〜半年でほぼ消退します。
また治療の途中で、レーザーのしっかり効いて場所と、そうでない場所がややまだらになってしまうということがありますが、レーザー照射を追加すればいずれ均一になります。
※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。最新の内容、料金は各院へお問合せください。