粉瘤は、何らかの理由より皮膚に内向きの袋が形成される病気です。(ウイルスの感染が原因とする説が有力です)初めは米粒大の小さな袋ですが、内部に脱落した角質、皮脂が貯留されて、徐々に大きくなっていきます。貯留したものが何らかのきっかけで排出された時は、不快な臭いがすることがあります。そこに細菌の感染が合併すると炎症性粉瘤と呼ばれ、疼痛、熱感を引き起こします。粉瘤の治療は手術療法しか無く、これまでは大きな傷を残し、何度も通院しなければいけない比較的大変な治療と思われていましたが、患者様の負担が少なく傷跡が小さな低侵襲手術が普及し、治療に大きな革新がもたらされました。当院は国際的にも評価が高く花房医師は皮膚科において皮膚低侵襲手術を開発、広めた功績が認められThe Japan Times紙が選ぶアジアの次世代を担うリーダー100人(100Next-Era Leaders IN ASIA2015-2016)に選出しれました。同賞に日本人医師が選ばれる事は稀で、低侵襲手術のインパクトがうかがえます。日本人の臨床医が世界的に注目されることはまずありません。さらには2017年には地上波テレビスーパードクター、2018年には週刊新潮「注目の名医」にて皮膚外科の先駆者として特集されるなど、数々の受賞、特集が組まれるなど注目を集め今に至ります。2019年4月には世界的な高級紙であるThe New York Times紙にNext Era Leaders2019の1人に選出されました。当院では2013-2016年だけで6878件の粉瘤手術(2011年7月〜10319件)を行いました。 |
粉瘤治療は術前診察、検査、手術、術後診察などすべて保険適応になります。
くり抜き法の場合、手術が小さくて済みますので、結果的に術中・術後の痛みが少なくなります。
ご予約を頂いてる場合は、何度も通院する必要がなく、ご来院初回に手術を行うことが可能です。ご予約がない場合もなるべく即日の手術を心がけていますが、混み具合によっては後日の手術となることもあります。
当院のくり抜き法の場合は、炎症を起こしていても即日手術が可能です。むしろ炎症を起こしているからこそ即時手術が必要と考えています。
2-5mmのパンチで治療を行いますので、傷は最小限になります。ほとんど傷跡がわからなくなることも多々あります。
くり抜き法の場合は通常より早く手術が終わり、数分〜10分程度が目安となります。
傷は一生ものです。粉瘤の手術は実績の豊富な当院におまかせください。
原因は今でもはっきりとは分かっていないのですが、毛穴の上方部分(毛漏斗部)で、何らかの刺激により皮膚がめくりかえって皮膚の下に袋状構造物ができることがきっかけになると考えられています。
出来はじめは小さな袋ですが、袋に内部に脱落した角質(あか)、脂質が貯留されて、徐々に大きくなっていきます。
手のひらや足の裏の場合は、外傷などにより表皮の成分が傷の中に埋没してそこで袋状の構造を作るために粉瘤ができてしまう、というメカニズムが考えられています.ウイルスの感染が関与しているという説もあります。
粉瘤は今のところ、どういう人がなりやすいのか、という事は分かっていません。ただ体質的に粉瘤が沢山できてしまう、という方がおられるようです。
粉瘤(アテローム)の手術実績
◆平成29年2237件◆
(三鷹院:804件 新座院:611件 国分寺:384件 久我山院:339件 志木院:99件)
◇開院以来、計12556件の粉瘤手術を実施いたしました。
粉瘤は皮膚腫瘍であるため、外科的に切除するしかありません。粉瘤の手術では、これまでは紡錘形に皮膚を切開し、粉瘤を取り除き、縫い合わせるという方法が取られておりました。その場合、例えば3cmの粉瘤を切除するのに、3cm以上の傷が出来るということになります。この方法は粉瘤の取り残し少なく技術的に容易で再発率が低い反面、大きな傷が残ってしまうという弱点がありました。
現在、医学の進歩とともに、あらゆる疾患に対する手術においてもなるべく傷が小さくなるように、なるべく患者様のご負担が少ないようにという流れ(低侵襲化)になってきており、当然、皮膚科においてもそのことが意識されるべきと考えております(本来ならば真っ先に低侵襲化が行われるべき皮膚科においてそれが遅れているというのは残念でなりません)。
当院では従来の粉瘤手術の低侵襲化を率先して行っております。極端に大型のものや癒着が強いものを除いてはほぼ全例、臍抜き法(くり抜き法)という治療法を行っております。臍抜き法とは、粉瘤に小さな孔をあけ、そこから粉瘤の内容物を絞り出した後に、しぼんだ粉瘤の袋を抜き取る方法です。
さらに当院ではこれまで困難と言われていた痛い粉瘤(炎症性粉瘤)の一期法を行っています。これまで長々と通院が必要であった痛い粉瘤も当院ではその日のうちに治療を完了することができます。
経験豊富な医師が、手術を担当いたします。ぜひご相談ください。
臍抜き法(くり抜き法)は従来の手術方法と比べ、
■手術時間が短い(数分で終わることがほとんどです)
■傷跡がきわめて小さくてすむ
■傷を縫わなくてもすむことも多い
と行ったメリットがあります。
きちんと手術を行えば再発率は従来の手術方法と変わりありません。
さらに小さい粉瘤では、炭酸ガスレーザーを使った臍抜き法(まず粉瘤にレーザーで小さな穴をあけ、そこから内容物を取り出したのちに粉瘤の袋を抜き取る方法)なども行っております。
通常の手術と比べコストがかかりますが、患者様の金銭的なご負担は同じです。
大きさや位置を考え、最も簡便かつ美しく治る方法を選択するようにしています。
当院では粉瘤の患者様に多く来院していただいており、2013年6月の1ヶ月間における粉瘤の手術件数は84件と多くの手術実績を持っております。
粉瘤でお悩みの方、手術跡をできるだけ残さず治療したい方は、是非当院へご相談ください。
①まず切除を行う粉瘤にマーキングを行います。 |
②局所麻酔を注射します。 |
③パンチで粉瘤に孔をあけます。 |
④粉瘤を抜き取ります。 |
⑤美しく縫い合わせて手術終了。縫わない場合もあります。 |
① 後頚部の5cmの巨大な粉瘤の患者様です。当院以外ではまず切除が行われ大きな傷ができるのを避けられない症例です。 |
② まず局所麻酔を行います。(1〜2分) |
③ 粉瘤に皮膚科用パンチを使って穴をあけます。(1分) |
④ 粉瘤の内部にたまった角質、皮脂を抜き出します。(2〜3分) |
⑤ 粉瘤の袋を取り出します。(1分〜10分) |
⑥ 洗浄し、取り残しがないことを 確認し治療終了。あえて縫う必要も無いでしょう。止血材、ガーゼ、テープにて保護し、治療終了となります。 |
粉瘤は放ってよいものではありません。嫌なにおいの原因となったり、晴れて痛くなる可能性があるからです。
また大きく切らないと行けないというものでもありません。
手術後は通常通り出勤、通学する事が可能です。多くの方は午前中に手術したあとにそのまま出勤されます(体育だけは1週間見学になります)。
手術当日は手術したところは洗わないようにしていただきますが、翌日からはシャワー浴を行って、傷をご自身で洗っていただきます。もちろんその他の部位は通常通り洗っていただいて結構です。そのあと、薬をつけガーゼとテープで覆っておいていただきます。
薬、ガーゼ、テープはすべて当院近くの薬局で購入する事が可能です。消毒や特別な手当は必要ありません。
一週間後に抜糸を行なえば、その後はこれまで通り自由に生活をする事が可能です。
ただし、お尻の大きな粉瘤のみ例外的に、手術予約の取り直し、術後の安静をお願いする場合がございます。
■当日、傷を洗う事が出来ません。
■翌日、以降、1週間は傷を湯船につけるが出来ず、シャワー浴を行っていただきます。
■術後48時間は飲酒を控えていただきます。
■術後48時間は運動を控えていただきます。
■術後1週間は激しい運動を控えていただきます。
■お尻の粉瘤を手術された方は、デスクワークをされる際は、30分に一度、10秒ほどお尻を浮かせていただきます。
■内出血になる場合があります。
■多少、傷が残ります。
■体質によってはケロイドと言って傷が盛り上がってきてしまいます。
■再発する事があります。
■縫合不全(傷がすぐに開いてしまう事)があります。
1週間〜10日ほどで自然に治りますので心配はいりません。
赤みや黒ずみと言ったものは半年程度で消えます。赤みや黒ずみが消えればそれほど目立たなくなる事が多いです。赤みや黒ずみを早く消したい場合は、フォト治療や、ハイドロキノンといったクリームによる治療にて早く良くする事が可能です。
ケロイドが出来てしまった場合、フォト治療やステロイド注射により治療可能です。
再発してしまった場合、当院では【半年以内の再発は無料】で加療させていただいております。
半年経過後の再発の場合は別途費用を頂きますので、予めご了承ください。
通常、軟膏治療にて1週間ほどで治ります。
保険適用の治療法
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実際の症例写真
臍抜き法直後の写真 | 臍抜き法1週間後の写真 |
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
1〜2ヶ月で傷は平坦化し、ほとんど目立たなくなることが多いです。
炭酸ガスレーザーを使用した場合
頬の小さな粉瘤の治療前 | 治療一週間後の写真 |
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
メスを使って手術的に切除します。
まず手術の説明を行い、同意書を頂きます。 | |
局所麻酔下で手術を行います。(粉瘤を袋ごとくりぬくように切除します)一週間後抜糸します。 | |
顔面など傷の気になる箇所では、数週間後再診し、傷の状態を評価します。 |
1.6cm以上のものは、メスを使って手術的に切除します(それ以下のものはお顔と同じ臍抜き法を行います)。
まず手術の説明を行い、同意書を頂きます。 | |
局所麻酔下で手術を行います。(粉瘤を袋ごとくりぬくように切除します)一週間後抜糸します。 | |
顔面など傷の気になる箇所では、数週間後再診し、傷の状態を評価します。 |
実際の写真
腰部の2cmの粉瘤です。
治療前 | 臍抜き法直後 |
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
「炎症を起こした粉瘤はきれいに治すことができない」というのは古い考え方です。「炎症を起こす前にどうしてこなかったのですか?」と聞くのは技術不足です。炎症を起こしてからでも遅くありません。 |
従来法の考え方
炎症性粉瘤(感染性粉瘤)の場合、まずは排膿だけ行い、粉瘤の切除術を行わないのが普通でした。
炎症性粉瘤の場合、細菌感染を伴っているため、そのまま手術を行うと術後感染、縫合不全(傷が開いてしまう)の原因となるためです。また感染を伴った状況での手術では美しい傷跡を望むことは困難と考えられておりました。そのため炎症性粉瘤の患者様はまず切開を行い、傷の洗浄、抗生剤の内服などで、炎症を落ち着かせ、一ヶ月ほど経過した段階で2回めの手術を行う方法(2回法)が行われておりました。2回法は現在でも有効は方法と考えています。
新しい考え方
しかし近年では、手術技術の進歩により、炎症性粉瘤もくり抜き法を応用したテクニック(ダブルパンチ法、切開臍抜き法)により、1回の手術で傷もそこそこ美しく治療する事が可能となりました(1回法)。まだ始まったばかりの治療法ですので長期的な評価はこれからですが、当院では患者様の利便性を考え、積極的に1回法を推奨させていただいております。
(注)炎症性粉瘤の方、全員が1回法の適応になる訳ではありません。
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
背中に鶏卵大に腫上がった炎症性粉瘤の患者様です。通常、大きく切開されて延々と病院に通わされ、その後さらに手術となるであろう症例です。当院のダブルパンチ法を使えば、2週間ですっきりとニキビの痕程度の傷を残し治癒しております。
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
20代女性の頬の小豆大の粉瘤です。傷跡を残すことは許されない手術でしたが、臍抜き法で問題なく取りきることが出来ました。1ヶ月後の写真です.
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
50代男性の目の横の粉瘤です。同じく傷跡を残さないように苦心いたしました。目の周りの皮膚は非常に薄いので、真皮を傷つけないように丁寧に切除しました。1ヶ月後、傷はほとんど分からない程度になりました。
治療前 | 治療直後 | 治療一週間後 |
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
首の後ろの3cm近い粉瘤も、癒着がなければ簡単に臍抜き法(くり抜き法)にて治療を行うことができます。治療後はニキビ痕程度となります。
治療前 | 治療後 |
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
これまで一回の手術では治療困難と言われていた炎症性粉瘤も、当院のダブルパンチ法を使えば一回の治療できれいに治す事が可能です。治療一ヶ月後の写真です。手術後の赤みが2カ所残りますが、それも数ヶ月から半年で消退する事が予想されます。
治療前 | 治療後 |
◆主な副作用:麻酔薬アレルギー、傷跡、ケロイド、内出血、疼痛、再発
お顔の大きく腫れた粉瘤は従来の方法ですとばっさりと切られてしまう事が多かったのですが、臍抜き法で一回ですっきりと治療を行う事が可能です。治療一週間後の写真です。傷も1ヶ月後には平坦になり、数ヶ月で赤みも落ち着く事が予想されます。
こちらでは、当院でお問合せが多い、粉瘤についてのQ&Aをまとめましたので、ご参考になれば幸いです。
Q粉瘤とはどのような病気ですか?
Qどうして粉瘤が出来るのですか?
Q粉瘤は悪性化することはありますか?
Q粉瘤の治療法を教えてください。
Q粉瘤は必ず手術しないといけませんか?
Q粉瘤はすぐに取ってもらえますか?
Q手術は痛いですか?
Q粉瘤の手術の後、どれくらいの頻度で通院しないといけませんか?
Q粉瘤を取るのに保険は効きますか?どれくらいの費用がかかりますか?
Q粉瘤を取るのにどれくらい時間がかかりますか?
Q粉瘤を取った後、お酒を飲むことは出来ますか?
Q粉瘤を取った後、お風呂に入ることは出来ますか?
Q粉瘤を取った後、運動をすることは出来ますか?
Q粉瘤を取った後、再発することがありますか?
Q手術の跡は残りますか?
A粉瘤(アテローム、アテローマ)とは、皮膚の下に皮膚と良く似た袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢と皮脂が、その袋の中にたまってしまう病気です。
たまった角質や皮脂は袋の外には出られず、どんどんたまっていきますので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。
体中どこにでも出来ることがあります。大きさは様々で、やや盛り上がった数mmから数cmの半球状のしこり(腫瘍)で、しばしば中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、悪臭のする白い膿に似た物質が排出されることがあります。
Aはっきりしたことは分かっていないのですが、ヒト乳頭腫ウイルスによる感染や、外傷がきっかけになることがあるといわれています。
Aほとんどありませんが、お尻に出来た粉瘤が悪性化したという報告はあります。
A炎症が強い粉瘤(赤くはれていて痛みを伴う粉瘤)は、いったん皮膚を少し切り(皮膚切開術)、内容物を取り出す手術を行います。抗生物質や痛み止めの飲み薬も同時に処方します。
炎症がしっかり治まってから、再度手術を行い、粉瘤を袋ごと取ってしまいます。
炎症の伴っていない粉瘤は手術で袋ごと取ってしまう方法が一般的です。その手術方法も、通常の外科的手術に加え、ほぞ抜き法(粉瘤に小さな穴をあけて、その小さな穴から袋を取り出す方法)を行い、傷が最も小さくなるようにさせていただいております。
A基本的には良性腫瘍なので必ず取らなければいけない訳ではありませんが、年々大きくなっていくとこが多く、細菌が入り感染を起こすことも多いこと、まれではありますが悪性化の報告もあることから、手術で取った方が無難と考えております。
A数mm程度の小さな粉瘤は、すぐにその場でお取りできますが、数cm以上の大きな粉瘤は診察後に予約をお取りいただき、改めて予約日に手術をさせていただいております。
痛みや腫れを伴う粉瘤は大きさに関わらず、すぐさま切開術(皮膚を少しきり、内容物を排出する治療)を行わせていただきます。
A局所麻酔を行いますので、手術中の痛みはほとんどありません。ただ、局所麻酔を注入する際に少し痛みが伴います。予防接種の注射の痛みと同等だと思います。
痛みに弱い方には、局所麻酔を注入する前に、皮膚をアイスパックにて冷却したり、麻酔薬を少しずつ注入したり、極細の注射針で麻酔を行ったりと工夫させていただいております。
A 通常の手術であれば、一週間後の抜糸まで通院の必要はありません。ただ、5cm以上もするような大きな粉瘤や、強い炎症を伴う炎症性粉瘤を切った場合(切開排膿)した場合は、翌日の通院をお勧めすることもあります。
Aはい、診断、検査、手術、病理検査すべて保険が効きます。
患者様のご負担が3割の場合
露出部(顔、首、肘から指先まで、膝から足先まで)の場合、切除した粉瘤の直径の合計が
2cm未満 | 5310~5910円程度 |
2cm~4cm未満 | 11340~11940円程度 |
4cm以上 | 13410~14010円程度 |
非露出部の場合(露出部以外)切除した粉瘤の直径の合計が
3cm未満 | 4170〜4780円程度 |
3〜6cm未満 | 10020〜10630円程度 |
6cm以上 | 12810〜13420円程度 |
さらに病理検査費用が3000円程度別途かかります。病理検査は必須ではないのですが、粉瘤から悪性腫瘍が発生した報告がゼロではない以上、行っておいた方が無難ではあります。
患者様のご負担が1割の場合
露出部(顔、首、肘から指先まで、膝から足先まで)の場合、切除したほくろの直径の合計が
2cm未満 | 1770~1970円 |
2cm~4cm未満 | 3780~3980円 |
4cm以上 | 4470~4670円 |
非露出部の場合(露出部以外)切除した粉瘤の直径の合計が
3cm未満 | 1390〜1590円程度 |
3cm~6cm未満 | 3340〜3540円程度 |
6cm以上 | 4270〜4470円程度 |
さらに病理検査費用が1000円程度別途かかります。病理検査は必須ではないのですが、粉瘤から悪性腫瘍が発生した報告がゼロではない以上、行っておいた方が無難ではあります。
A概ね10分〜20分くらいです。数mm程度の小さな粉瘤の場合は5分程度で手術が終わることも良くあります。
A手術の当日、翌日は出血のリスクがあるため、飲酒は控えていただくようにお願いしております。その後は通常の量であれば特に問題ないと思います。
A手術当日は出血のリスクがあるため、入浴は控えていただきます。翌日以降はシャワー浴にて石けんで傷を洗っていただいております。
もしご自身で傷を洗うのがどうしても怖い、という方は通院していただく方法もございます。抜糸までの1週間は、手術創は湯船につけずにシャワー浴としていただきたいと思います。
A手術当日、翌日は特に出血のリスクがあるため、運動は控えていただきたいと考えております。それ以降は軽い運動なら問題ないと考えておりますが、患部が関節にある場合は、その関節はなるべく動かさないようにしていただきます。
Aきちんと取りきれば再発することはありません。
頻度は低いのですが、炎症を何度も繰り返している粉瘤の場合、粉瘤の病変があちこちに飛び散っているために、ごくわずかに取り残すことがあります。その場合は、数ヶ月〜数年で再発することがあります。その場合は再手術を行います。
A手術的にお取りしますので、残念ながら全く傷が残らないということはありえませんが、傷跡がもっとも目立たない方法をご提案したいと思います。
当院ではお顔の粉瘤の手術の場合、ほぞ抜き法という小さな穴から粉瘤を引っ張り出す方法を積極的に行っております。ほぞ抜き法は技術的な難易度は若干上がりますが、傷は最小限ですみます。術後はテーピング法をご指導させていただき、傷が最も奇麗に治るように全力を挙げて取り組んでおります。
※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。最新の内容、料金は各院へお問合せください。