ウイルス感染や薬剤に対するアレルギー反応により特徴的な発疹が見られる疾患です。発疹は手足などから始まり、全身に広がることも多いです。個々の発疹はやや隆起した斑状丘疹状紅斑から始まり、拡大し1〜3cmほどのやや浮腫性の紅斑となり、癒合してきます。時にターゲット病変(target lesion)と呼ばれる的のような発疹が見られる事があります。
口唇・口腔粘膜病変、眼結膜病変、陰部・尿道粘膜病変を伴うものをスティーブンスジョンソン症候群と呼びます。スティーブンスジョンソン症候群は視力障害を残す事もあり注意が必要です。
感染(ヘルペスウイルス、マイコプラズマ、B型感染ウイルス、C型感染ウイルス、サイトメガロウイルス、溶連菌など)
食物アレルギーなど
薬剤、食物が原因と考えられる場合は直ちにそれらを中止します。感染症が原因の場合はその治療を開始します。
軽症例ではステロイド外用薬と抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬にて治療を行います。
症状が強い場合はステロイド内服、重症例、スティーブンスジョンソン症候群に移行した場合は入院加療を行います。
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