水イボは正式には伝染性軟属腫ウイルスの感染症で、主に学童期以前の小児に見られます。
やや光沢のある常色(肌色)の丘疹、水疱で、肘や膝、胸部や腹部などにまとまってみられることがよくあります。放置しても半年~1年程度で完治します。一度かかると免疫がつくため、通常は再度かかることはありません。
もし、プールなどのために早期治癒が必要な場合は、専用のピンセットにて摘除したり、硝酸銀で焼く治療を行います。なるべくお子さんに痛みを与えないため、痛み止めのテープをあらかじめ貼ってきていただくこともあります。ほぼ無痛に近い治療も可能です。
また、水イボを摘除している際に、お子さんに視覚的な恐怖を与えないために、好きな本やゲームをもってきていただいても結構です。
一度摘除しても、取りきれていなかった水イボが出てくることがあるので、2週間後を目安に再診していただきます。