肝斑は30歳代、40歳代の女性に多く見られます。前額、頬骨部、口周囲を中心に左右対称性に境界明瞭な色素斑を生じます。女性ホルモンと関係があり妊娠を契機に発症し、増悪することがあります。
紫外線、摩擦によって増悪します。(そのため、外出時はなるべく日焼け止めをつけ、洗顔時、化粧をするときに皮膚をなるべく擦らないように心がけます。)
不用意なレーザー治療によって症状が増悪するのが特徴です。
まずハイドロキノン、トレチノイン外用薬付け方をご指導いたします。
漂白の具合を見て、薬剤の調整を行います。
ハイドロキノンとトレチノインを組み合わせた治療を行った場合、約2週間に一度ほど通院して頂きます。治療期間は2~4ヶ月程度を目安としていただきます。
これまで肝斑にはレーザー治療は良くない、と考えられていました。レーザーを照射する事で色素は一旦取れるかもしれませんが、レーザーによる刺激のため、一ヶ月もすればレーザーを照射する以前より悪化してしまうのが普通だからです。
しかし、現在は、レーザートーニングという新しい方法が考案され、高い効果が得られています.レーザートーニングというのは低出力のレーザー光線を患部にシャワーのように照射する治療法の事です.
患部の色素を破壊し、皮膚に炎症を起こさないようにすれば理論的には肝斑を薄くする事が可能です。
しかし、現実的にはレーザーが弱すぎて効果がなかったり、レーザーが強すぎて肝斑が悪化したり、最悪の場合は正常色素まで破壊してしまい、白抜けしてしまう事すらあります。
ですので、レーザートーニングはきちんとした皮膚科医、形成外科医が常駐し症例豊富な施設で実施する事が望ましいです。
当法人グループではレーザートーニングの黎明期よりその可能性を高く評価し、実績を積んで参りました。
当院では1例の白抜け(白斑)例もなく安全に治療を受けていただけます。
肝斑でお悩みの方はお気軽にご相談くださいませ。
※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。最新の内容、料金は各院へお問合せください。