4月の手術実績を報告させていただきます。
粉瘤129件
ほくろ(保険適応のみ)56件
脂漏性角化症7件
皮膚線維種3件
神経線維種3件
軟性線維種4件
日光角化症2件
石灰化上皮腫2件
血管腫5件
脂肪腫3件
ケロイド2件
化膿性肉芽腫2件
毛巣洞1件
抜爪1件
フェノール法3件
ガター法2件
その他38件
計264件でした。
以前に手術を行った粉瘤の再発例が2件、ほくろの再発例が2件(保険適応のみ)ありました。
4月の手術実績を報告させていただきます。
粉瘤129件
ほくろ(保険適応のみ)56件
脂漏性角化症7件
皮膚線維種3件
神経線維種3件
軟性線維種4件
日光角化症2件
石灰化上皮腫2件
血管腫5件
脂肪腫3件
ケロイド2件
化膿性肉芽腫2件
毛巣洞1件
抜爪1件
フェノール法3件
ガター法2件
その他38件
計264件でした。
以前に手術を行った粉瘤の再発例が2件、ほくろの再発例が2件(保険適応のみ)ありました。
炎症性粉瘤はもともと粉瘤に細菌が感染した状態で、急にしこりが大きくなって痛くなってしまった!という場合は、だいたい炎症性粉瘤の事が多いのですが、その治療は少し手間がかかるの普通です。通常は、一旦、炎症性粉瘤を切開し、膿を取り出し、その後も通院を繰り返し、炎症が収まった段階で切除、という風に、少なく見積もっても5回は通院内なければならなかったかと思われます。
炎症性粉瘤の切開を行った際に、なるべく粉瘤の壁も取り除くように意識していますが、その際に粉瘤の壁も完全に取り除けてしまったということが多く、炎症性粉瘤も一回の手術で完全に取り除くことが可能ではないのか、という事を考えるようになりました。
臍抜き法と同じ要領で粉瘤の中心部を取り除き、さらに左右(もしくは縦)に数mmから1cmほど切開を加え、丁寧に洗浄、剥離することで、膿、粉瘤の壁をすべて取り除くことが大部分の症例で可能ということが分かりました。ただし、粉瘤が自壊し粉瘤の壁の原型をとどめていないような症例や巨大な粉瘤においてはこの治療は困難で、ある程度のサイズで、粉瘤の壁が残っている、という事が前提となります。
すなわち粉瘤が腫れ始めてすぐなら、一回の手術で粉瘤を完全に取り除く事が可能、という事になります。
便宜上、とりあず臍抜き切開法と命名したいと思います。この方法で少しでも患者様の負担を減らせる事ができれば非常にうれしく思います。
ニキビ痕(クレーター)のYAGレーザー治療6回終了後の比較の写真です。
比較的浅めのニキビ痕(クレーター)であれば、かなり改善を見込む事が可能です。
少し痛みがあるのが難点ですが、、、
料金は通常のレーザーフェイシャルと同額ですのでご興味のある方はお問い合わせくださいませ。
お顔(ときに首まで)に赤み、火照り、ぴりぴり、ニキビ様発疹といった症状を引き起こす酒さという疾患が増えてきているようです。
皮膚科医の集まりでも、「なぜか酒さの患者さんが増えている」と耳にする事が多くなりました。
原因についてははっきりしませんが、酒さという疾患が認知されてきているのが大きいようです。
酒さはすぐには治らない病気で、大いに悩んでいる方が多く、当院でも遠くは盛岡などから受診される方もおられました。ある種の抗生剤の内服やタクロリムス外用で改善が見込めますが、それでも改善が十分でない場合は、色素レーザーや当院で導入しているフォト治療(アイコン)などでさらに改善させる事が可能です。
治療はそれほど難しくはないのですが、なかなか診断にたどり着かない、という問題点があるようです。
脂漏性皮膚炎、化粧品かぶれ、アトピー性皮膚炎、ニキビ、光線過敏症などと間違えやすいといわれています。
当院では月に100例を超える粉瘤の手術を行っておりますが、さらに傷を小さくする方法が可能となりましたので報告させていただきます。
これまで粉瘤の臍抜き法(くり抜き法)では3mm、4mm、5mmの皮膚パンチを使って手術を行っていたのですが、スタッフが2mmパンチを探してきてくれたので、2mmの臍抜き法が可能となりました。
2mmの臍抜き法を行った場合は、ニキビ痕か場合によってはそれよりも目立たない傷になるかと思われます。顔の比較的小型の粉瘤が適応となります。
炭酸ガスレーザーはホクロやいぼなどを切除する際に良く使われるレーザーですが、治療後に赤みが長期間残ってしまうことがあるという問題があったのですが、これからはその心配も軽減されそうです.
炭酸ガスレーザーによる治療後の赤みが半年以上続いていた患者様ですが、アイコンによるIPL治療後、一週間で大幅に改善が見られています.
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赤ら顔でお悩みの方は多いかと思いますが、その原因として
・湿疹
・花粉症皮膚炎(花粉かぶれ)
・化粧品かぶれ
・ニキビ痕の赤み
・光線過敏症
・酒さ
・脂漏性皮膚炎
など様々なものがありますが、数年以上繰り返しており、火照りやすく、化粧品など何を付けても刺激を感じてしまう、という方は酒さを疑っていいと思います。
酒さの方は皮膚が非常に敏感になっていますので、どんな化粧品を付けても刺激を感じてしまいますので、化粧品かぶれと間違えられやすく、また紫外線により増悪しますので、光線過敏症と間違えられがちです。
赤ら顔でお悩みでなかなかよくならないという方は一度ご相談いただきたいと思います。
本日は、日本臨床皮膚科医会の学術大会に来ています。
名前の通り臨床に役に立つ情報がたくさんあり非常に勉強になります。
食物アレルギーの方でも食べやすいケーキが展示されていました。
お子様の食物アレルギーの原因になりやすい卵、ミルク、小麦が使われていないそうです。
見た目は普通のケーキと変わりなく、味もとてもおいしかったです。
このような食べ物が今後増える事を期待したいと思います。
レーザー治療とフォト治療は何が違うのか?といわれると、何となくしか分からない、という方が多いと思いますので、その違いについて少し述べておきたいと思います。
レーザー治療というのはある一定の波長を持つ電磁波(例えばアレキサンドライトレーザーは755nm)のみを照射する治療法で、755nmという波長は比較的黒いものに反応しやすいという特徴を持っていますので、シミや茶あざ、青あざの治療に使われています。波長により赤いものに反応しやすかったり、水に反応しやすかったりしますので、それぞれの特徴を生かして治療に応用されています。。
それに対してフォト治療というのは様々な波長を持つ電磁波をあわせて照射する治療法です。例えば黒いもの、赤いものに反応する電磁波をバランスよく照射する事ができれば、様々な肌の悩みに対応する事ができます。
レーザー治療がシングルモルトウイスキーとすれば、フォト治療はブレンデッドウイスキーという事になります(かえって分かりにくかったらすいません)。
当院に導入しましたアイコンというフォト治療器は下図のように赤み(whole blood)、シミ(pigment)に反応するような波長出るように調整されています。しみはもちろんの事ですが、特に赤みに効果が高いフォト治療器、といえると思います。
※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。最新の内容、料金は各院へお問合せください。