お子様のとびひと新型手足口病が増えてきています。
とびひの原因菌は黄色ブドウ球菌とA群溶連菌が多いとされていますが、去年、一昨年の当院のデータを見ますと、三鷹エリアではほとんどの症例で黄色ブドウ球菌が原因であるようです。三鷹エリアの黄色ブドウ球菌の特徴ですが、ペニシリン系抗生物質が効かない可能性は50%程度、セフェム系抗生物質が効かない可能性は10%程度です。
セフェム系抗生剤が効かない場合は、ほとんどがMRSAという多剤耐性黄色ブドウ球菌が原因で、感受性試験の結果を見ながら慎重に抗生物質を選んでいくことになります。
とびひがなかなか治らない、という患者様は多剤耐性黄色ブドウ球菌の関与を考えても良いかもしれません。当院周辺の多剤耐性黄色ブドウ球菌は、ホスホマイシンという抗生物質が効くことが多いことが分かっています。
ただ、とびひがなかなか治らないということで受診された患者様の中には、湿疹を搔き壊して皮膚が傷だらけになってしまった状態をとびひと思い込んでしまっておられる場合もございますので注意が必要です。
また手足口病の患者様も増えております。2011年に大流行した新型のタイプが多いようです。新型手足口病の特徴ですが、手のひらや足の裏だけでなく、腕全体、足全体に比較的大型の水疱が形成されるのが特徴で、水疱瘡と勘違いされることが多い疾患です。コクサッキーA6というウイルスが原因ウイルスとされています。
いずれも保育園などで感染することが多いですので注意が必要です。お困りの方は受診をお勧めしたいと思います。
先週末の学会でも風疹の流行が止まらない、との報告がありました。
当院でもこれまで数例の風疹の患者様がご来院されました。発熱とともに急速に全身に小さな赤い丘疹が広がる病気で、目が充血することが多いです。
通常対処療法のみで4〜5日で軽快しますが、妊娠中に風疹に感染するとお子様に影響を与えることが多いですので、注意が必要です。
妊娠ご希望の方で、風疹の予防接種を受けたことがない方、抗体価が下がっている方は予防接種を検討しても良いかもしれません(大変申し訳ないのですが当院では風疹の予防接種を行っておりません)。
それに対して麻疹はそれほど流行していないようです。
最近、粉瘤の治療を希望される方が増えて、他県から治療を受けにきてくださる方も増えております。先月の5月の粉瘤の手術の件数を調べたところ、1ヶ月で55件ありました。クリニックの中ではかなり多い方ではないでしょうか?
特に、臍抜き法と呼ばれる小さな穴をあけて粉瘤を引っ張りだす手術方法が多く、32件ありました。臍抜き法の長所は手術時間が短く、傷が小さく済み、長期的には傷跡は非常にきれいに仕上がる点です。
手術に伴う合併症(トラブル)はおかげさまで1例 もありませんでした。
今後もなるべく安全に迅速に合併症なく治療を行っていきたいと思います。
サンケイリビング新聞で当院を取り上げていただきました。
マイナス5歳を目指そう、というコピーを考えていただいたのですが、実例をお見せしたいと思います。
治療前
↓
治療後
眉間のシワにしわ取り注射を行い眉間の縦皺を消して、咬筋にしわ取り注射注入を注入しお顔をスッキリさせていただいております。
さらにクマにヒアルロン酸を注射し、ほうれい線にもヒアルロン酸を注射しおります。
優にマイナス5歳には見えると思いますがいかがでしょうか?
もう少しほうれい線にヒアルロン酸を追加しても良いかもしれませんね。
マイナス5歳くらいであればそれほど大変でもないですので、気になる方はご相談いただければと存じます。治療時間自体は15分程度です。
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