いよいよ明日で今年の最終診療日となります。
もし皮膚のことでお困りの患者様は、明日の受診をお願いいたします。
湿疹や陥入爪、蕁麻疹、やけどなどでお困りの患者様は、せっかくのお正月を痒みや痛みを我慢しながら過ごすということがありませんように、ご注意いただければと存じます。
来年は1月5日(土曜日)から診療を始めさせていただきます。
私は特に正月は予定が無いですので、ゆっくり過ごそうと思います。
せっかくなので、少し蕁麻疹について述べておきたいと思います。
蕁麻疹はアレルギーによるもの、と考えておられる方が多いのですが、実はアレルギー性のものは1割にも満たず、ほとんどが非アレルギー性のものなのです。特にお子様の場合は、ウイルス感染症に伴い、そのウイルスに対する抗体が作られるときに蕁麻疹が出やすいといわれております。ウイルス感染症を発症した1〜2週間後にお子様に蕁麻疹が出た、という場合が典型的です。現在、ウイルス感染症である風邪やノロウイルス感染症が流行しておりますので、それに伴いお子様の蕁麻疹が増えているようです。1週間程度の抗アレルギー薬の内服で治癒する場合が多いです。アレルギー性のものではないと良いながら、抗アレルギー薬で治療する点がややこしいですね。蕁麻疹はアレルギーであるという誤解を招いている原因の一つと思います。
クマや目の周りのシワの治療に関してはこれまでも柔らかいヒアルロン酸の注入を行っておりましたが、非常に皮膚が薄く、皮下組織も少ない部位なので、注入後の凸凹が目立ちやすく、少しずつ慎重に治療するしかありませんでした。
今回、目の周り専用のヒアルロン酸が開発され、当院でも早速取り入れて何人かの患者様に注入しましたが、とても好評ですので、紹介させていただきます。
かなり柔らかいヒアルロン酸で、注入後より皮下に程よく広がり、自然に目元のボリュームを持たせてくれます。これまでありがちであった注入直後の不自然なむくみが無いのが特徴です(浸透圧を調節しているのでしょう)。
これまで目の周りのヒアルロン酸治療は少し敷居が高いな、と感じられていた方も、これからは法令線などと同様に気軽にヒアルロン酸治療を受けられるようになったと感じています。
シワ・たるみについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
クマや目の周りのシワの治療に関してはこれまでも柔らかいヒアルロン酸の注入を行っておりましたが、非常に皮膚が薄く、皮下組織も少ない部位なので、注入後の凸凹が目立ちやすく、少しずつ慎重に治療するしかありませんでした。
今回、目の周り専用のヒアルロン酸が開発され、当院でも早速取り入れて何人かの患者様に注入しましたが、とても好評ですので、紹介させていただきます。
先週は3回も忘年会がありました。
医者をやっていると診察や勉強でほとんどの時間を費やしてしまいますので、あまり季節を感じることがなくなってしまうのですが、忘年会のシーズンになると「もう今年も終わりだなあ」という実感がわいてきます。
さて、今年の始めに身の程知らずにも「難治性皮膚疾患の克服」という大きな目標を立てさしていただいたのですが、手前味噌になり誠に恐縮ですが、一つ目標を達成できた、と感じていることがあります。
それは尋常性白班の治療についてです。尋常性白班は難治性皮膚疾患の代表と行っていい疾患かと思いますが、ナローバンドUVBを適切に組み合わせて治療を行った結果、とても良好な治療成績を得ることが出来き、十分克服可能であるとの実感を持つことが出来ました。
通院頻度は週2〜3回とされており、それがネックで治療が出来ないと感じる患者様が多いのですが、実際にはそれほどの通院期間は必要ではなく、週1回でも十分と感じております。また、患者様のライフスタイルにあわせ2週間に1回でもそれなりの効果を得ることが出来ると分かりました。
尋常性白班の場合、ナローバンドUVBの治療は、マメに通わなければ、治療効果が無に帰す、という類いのものではなく、足し算のように効果が蓄積していく、ということに気がついたのが良かったです。忙しい方でも、(ある程度不規則でも)時間のあるときに治療を受けていただければ、効果が出ることが多いですので、あきらめずに治療をスタートしていただきたいと感じております。
レーザー脱毛と聞くと、女性がするもの、というイメージですが、男性のひげ脱毛が割と好評です。
男性も毎日ひげを剃っていると時間がかかってしまいますし、ひげをT字カミソリや電気剃刀で剃ることで皮膚を痛めてしまい、湿疹やニキビ、化膿性毛のう炎などの疾患に悩まされている方は多いようです。
私も毎日T字カミソリでひげを剃っており、皮膚を痛めることが多かったのですが、鼻下やあごの所を残してレーザー脱毛を行い、カミソリを当てる範囲を少なくしたところ皮膚トラブルはかなり減りました。
おそらく、ひげ全部を脱毛してしまうと若干違和感が出ると思いますので、「いらないかな」というところ(あご下の首や頬)のみを完全脱毛されると良いのではないか、と考えています。
1回のレーザー脱毛で、ひげは完全には脱毛できず、約50〜65%程度になる、というイメージですので、その特性を生かし、いらないかなと思うところは6回脱毛を行って完全に除去し、薄くしたいところは2回程度行うという方法をお勧めしたいと思います。
特にほほの脱毛を行うと若々しい印象になりますので、気になる方は一度試していただきたいと思います。
※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。最新の内容、料金は各院へお問合せください。