今年もいろいろありましたが、今日が最後の診察となります。
年末年始は8連休となります(身体がなまってしまいそうで心配です)。
なにか皮膚の事でお悩みの方は今日中にご来院いただくようにお願い申し上げます。
三鷹院は13時まで、新座院は17時までに受付をお願いしたいと思います。
何とぞよろしくお願いします。
顔や首などの同じ位置に何度も吹き出物やおできのような腫れを繰り返す場合、粉瘤(アテローム)ではないかと思い受診される方が多いのですが、時にそうでない場合もありますので、コメントしておきたいと思います。
粉瘤と似た病気で毛包炎というのがあり、毛包(毛穴)の比較的浅い部位における細菌感染症があります。毛包炎というのは吹き出物、おできなどと表現される事もある病変ですが、何度も繰り返していると、嚢腫と呼ばれる袋状の病変を形成し、抗生物質が効きにくくなり、また再発しやすくなります。
その場合、抗生物質の内服のみではなかなか良くならず、手術を選択する事となります。臍抜き法(くり抜き法)も良い適応です。
粉瘤との見分け方ですが、
もともと結節や腫瘤(ぼこっとした固まり)があり、そこが腫れてしまうのが粉瘤
もともと何もなかったところが何度も腫れているうちに結節や腫瘤(ぼこっとした固まり)となってしまった場合は毛包炎(嚢腫型)のことが多いです。
いずれにしろ臍抜き法などの治療を行います。
今年も残すところ10日ほどとなりました。
私自身は全然年末という気がせずに相変わらず忙しない生活を続けております。たまにはこたつにでも入ってゆっくりしたいな、という気がしないでもないのですが。。。
さて、年末に近づくと毎年、シミとホクロの治療を希望される方が増えてきます。
というのもいずれの治療もやや7日〜10日のダウンタイムがありますので、年末の休みを利用するとちょうどいい、という訳です。
年末にしかご来院されない患者様もおられ、つい懐かしいなあ、と思う事もあります。
1年がんばった褒美に、シミ治療などというのもなかなか良いのではないでしょうか?(何かの宣伝みたいですね)。
ここのところ夜寒くて湯たんぽを使ってみようと思われる方が多いのですが、つい寝ているときに暖かい方に引かれてしまうのか、湯たんぽと直接接触したままで寝てしまっていて、気がついたら低温熱傷になってしまったという事が多いようです。
毎年この時期になるとそのような患者様が増えますので、低温熱傷の患者様を診察すると「冬がきたなあ」と感じる医師もいるようです。
低温熱傷はかなり深い事も多く、治療に1ヶ月以上かかる事もあります。場合によってはデブリドマンや植皮術といった手術が必要になる場合もあります。
ですので低温熱傷はなるべく避けた方が良いですね。
一説によると湯たんぽというのは寝る前に布団を暖めるのに使用するのが正しい使い方で、寝るときには取っておかないと行けないとの事です。
湯たんぽに頼らずにエアコンなどや、寝具、寝間着などで温度を調整するのも良いかもしれないですね。
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