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巻爪(ガター法とは)

ガター法というのは陥入爪(爪と皮膚がぶつかって皮膚に傷が出来、長期間痛む病気で足の親指に多い)の手術方法の一つです。
深爪をしてしまって爪の周りが痛くなってしまったときに良く選択される手術法です.

当院のガター法は一工夫させいていただいております。通常、ガター法というのはチューブを爪に差し込み、接着剤などで固定するだけなので、週に1回程度チューブを入れ直す必要があります.当院では、挿入したチューブを糸で固定するため長期間チューブが入ったままになります.そのため何度も入れ直す必要はなく、大体1回で治療が終了してしまうという点です.

爪が適切な長さになり、爪周囲の炎症が十分落ち着いた時点で外してしまいます。
特に副作用もないですので、陥入爪の患者様にはよく施術させていただいております.

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寒冷蕁麻疹について

先週は寒冷蕁麻疹の患者様を2名新たに診断させていただきました。
寒冷蕁麻疹は特徴的な病名のため、ご存知な方が多いと思いますが、実際に患者様の数は多くなく、比較的珍しい疾患です.
「寒冷蕁麻疹疑い」で受診された方も、実際に検査をしてみると、普通の蕁麻疹であった、皮脂欠乏性湿疹であったということが多くあり、あまり本当の寒冷蕁麻疹の患者様を診察させていただく機会は多くありません。

検査はアイスパックをガーゼに包み、それを前腕などに15分程度当てておき、蕁麻疹が出現するかどうかを確認します.

寒冷蕁麻疹の患者様は気づかないうちにプールや海に入ったり、体を冷やすことでショックを起こすこともありますので注意が必要です.
またベースにクリオグロブリン血症、肝炎、リンパ腫と行った重大な疾患が隠れている可能性もあります。

もし寒い日に、顔や手などの露出部が痒くなる、冷たい水で手を洗うと手が痒くなると言った症状のある方が是非一度ご相談いただきたいと思います.

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乾燥によるかゆみ、湿疹の方が急増しています.

すっかり秋も深まってきましたが、また乾燥による痒み、湿疹を主訴とした患者様が増えておられます。
具体的には
・目の周囲のカサカサ、ヒリヒリ、痒み
・口の周りのカサカサ、ヒリヒリ、痒み
・腰回りの痒み、赤み
・すねの辺りのカサカサ、赤み、痒み
・手のカサカサ、ひび割れ、痒み、痛み
などです。
乾燥肌に、化粧品の刺激(目の周り、口回り)、ベルトやズボンによる摩擦(腰回り)、靴下やズボンによる摩擦(すね)、洗剤や石けんによる刺激(手)が加わり皮膚のバリア機能が崩壊し、湿疹に至ってしまっているようです.
大気の乾燥は仕方ないのですが、なるべく上記の刺激を避けて、適度に皮膚を保湿する習慣を付けたいものと考えております.

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10月の手術症例実績

恒例となりましたが10月の手術症例実績を報告させていただきたいと思います(注意:例えば1回に粉瘤を3カ所切除した方は、3件と計算させていただいております)。
粉瘤132件
ほくろ(保険適応のみ)46件
陥入爪手術11件
皮膚線維腫7件
脂肪腫7件
血管腫5件
など計270件でした。

合併症は縫合不全が4例(うち3件が殿部)、以前の手術の再発例が2件ありました。縫合不全に関しましては1週間程度にて完治、再発例に関しましては再手術にて完治しております.
殿部は手術後には座る際にテンションがかかりますし、炎症が持続している場合がありますので、そのようの結果になってしまったのではないかと反省しております.手術後の生活指導などにもっと力を入れていかなければ行けないと考えておりますので、何とぞよろしくお願いします。

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