ほくろ切除を希望される患者様が増えておりますが、どういう場合に保険適応になるか分かりにくいというご意見をいただきます。
当院で、社保、国保に問い合わせたところ、「ほくろにより何らかの機能的障害がある場合、悪性腫瘍との鑑別が問題になる場合、社会的に問題となる場合は切除が保険適応になる」とのことでした。逆に純粋な美容目的では保険適応外とのことです。
機能的問題となるほくろというのはどういうものかと言いますと、
①目の周りにあるほくろで視野の邪魔になる。
②口回りのほくろでヒゲを剃るときにあたってしまう。
③盛り上がっているほくろで、洗顔時、体を洗うときに引っかかって困っている。
④ほくろが下着とこすれて痛い、出血してしまう。
⑤お尻にあるほくろで、座ったときに痛む。
といった場合です。
また顔などにある大きなほくろで、それがある為に実際に社会生活に影響を与えている場合は保険適応と考えていいと思われます。
またダーモスコピーで観察し、悪性腫瘍との区別が困難な場合も保険適応となります。
逆に、ほくろをとってきれいになりたいといった場合や、鏡を見たときに気になるから取ってしまいたいといった場合は、美容目的なので保険適応外ということになります。
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