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蚊刺過敏症とは

最近、お子様が蚊にさされたところが大きく腫れて驚いたので受診した、という方が増えております。
ほとんどの場合特に心配が必要ないのですが、時に蚊刺過敏症という予後の悪い病気が含まれているので注意が必要です。

蚊刺過敏症というのは、蚊に刺された部位が腫れ、潰瘍が形成され、40度近い発熱や肝障害、リンパ節腫大が見られる疾患です。
EBウイルスというウイルスの感染が蚊刺過敏症の発症に大きな影響を与えているようです。EBウイルスは小児期から思春期にかけて多くの方が感染するありふれたウイルスで、感染しても数週間で治癒するのですが、一部の方では、そのウイルスが体内で再活性化され、持続感染しているようです。そういった方は蚊にささされると蚊刺過敏症を発症する場合があるようです。

蚊刺過敏症の方は将来的に血球貪食症候群や悪性リンパ腫を発症するリスクが高いですので、精密検査が必要となります。

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