お顔(ときに首まで)に赤み、火照り、ぴりぴり、ニキビ様発疹といった症状を引き起こす酒さという疾患が増えてきているようです。
皮膚科医の集まりでも、「なぜか酒さの患者さんが増えている」と耳にする事が多くなりました。
原因についてははっきりしませんが、酒さという疾患が認知されてきているのが大きいようです。
酒さはすぐには治らない病気で、大いに悩んでいる方が多く、当院でも遠くは盛岡などから受診される方もおられました。ある種の抗生剤の内服やタクロリムス外用で改善が見込めますが、それでも改善が十分でない場合は、色素レーザーや当院で導入しているフォト治療(アイコン)などでさらに改善させる事が可能です。
治療はそれほど難しくはないのですが、なかなか診断にたどり着かない、という問題点があるようです。
脂漏性皮膚炎、化粧品かぶれ、アトピー性皮膚炎、ニキビ、光線過敏症などと間違えやすいといわれています。
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