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炎症性粉瘤の一期的手術について

炎症性粉瘤の治療は、一回目の手術(切開排膿)と、二回目の手術(粉瘤の壁の切除)と二回に分けて治療を行う方法(二期的手術)が普通でしたが、手術技術の向上に伴って一回で手術を終わらせる方法(一期的手術)が可能となりました。おそらく数年もするとこちらの方が一般的になるかと思います。

思えば炎症を起こしてすぐの場合は、壁の癒着も少なくくり抜き方を行いやすいのです。
感染を起こしていると創傷治癒に悪影響を与えるのではないかとの意見もあるのですが、そもそも傷に膿や粉瘤の壁が残っている方が創傷治癒に悪影響を与えますし、臍抜き法の場合、縫合はしませんので、縫合不全の心配もありません。

炎症性粉瘤で御悩みの方は早めにご受診を御願いしたいと思います(できればご予約いただきたいと思います)。

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