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ニキビ治療の方針について

  当院ホームページにニキビ治療の一般的なことが書かれていますが、少し補足したいと思います。
 ニキビ治療というとピーリングを思い浮かべる方が多いと思いますが、当院ではニキビ治療の第一選択としてピーリングを選択することはあまりありません。
 というのは、以前は、ニキビ治療に対して抗菌薬の外用や抗菌薬の内服しか有効な治療は無く、毛穴の閉塞を解除するためにはピーリングを行うしかなかったのですが、現在では保険適応内で、アダパレン(ディフェリン)の処方が可能となったからです。ディフェリンはピーリング同様毛穴の閉塞を解除してくれる作用があります。
 もちろんピーリングを行ってもいいのですが、ピーリングは保険外治療で、保険治療と同時に行うことが出来ません。国が禁止している混合診療となってしまうからです。
 そのため当院では、ニキビ治療の第一選択は保険治療とし、どうしても治療に反応しない場合、保険外治療行う方針としています。(大部分の症例では、保険治療内で十分な効果を上げていますので、保険外治療を行うことはあまりありません。)
 ではピーリングはダメかというと、そんなことはありません。当院で採用しているGAによるピーリングは、角質を溶かす作用は弱いのですが、表皮細胞に存在する受容体に作用し、細胞の増殖や分化を促進し、皮膚を若返らせる作用があることが分かってきました。
 当院ではその作用に注目し、むしろニキビ痕の治療や、くすみ、小じわの治療にピーリングを活用しています。

ニキビについてもっと知りたい方はこちらをご参照ください。

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