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粉瘤治療の痛みに関して

「粉瘤治療は痛い」と思っていませんか?

 通常の粉瘤治療は、注射を使った局所麻酔下で治療を行いますので、麻酔を注入する際に痛みがあるだけで、手術中の痛みはほとんどありません。

 熟練した医師が治療した場合、術後の痛みもあまりないことが多いです。

 問題は炎症を伴った粉瘤の場合で、その場合は、局所麻酔が効きにくい場合があります。ですので当院では炎症性粉瘤の患者様には特に丁寧に麻酔をかけるように心がけております。

 かつては麻酔をせずに炎症性粉瘤を切開していた時代があるようで今では高齢のドクターは炎症性粉瘤に対して、麻酔もせずに切開する場合があるようですその場合は強烈な痛みが発生します。

粉瘤を一度に取り除かないと、ずっと異物反応が起こり、膿がたまり続けますのでいつまでも痛みが続きます。毎日のように医院に通い、ガーゼを交換し(そのガーゼも排膿目的に傷に突っ込まれているので、ガーゼ交換のたびにその痛みが伴います)、傷の中を鋭匙(えいひ)という小さなスプーンのような道具で、傷口をゴリゴリ削ったりしていた時代がありました。それらが精神的なトラウマになっている患者様も多いようです。

 当院では粉瘤の外科的治療は全て局所麻酔下に行っています。ですので術中の痛みはほとんどありません。さらに炎症性粉瘤もなるべく1回のくり抜き法で行うことをモットーとしています。1回の治療で粉瘤も全てくり抜いてしまいますので、術後の痛みは非常に少ないです。もし1回のくり抜き法で全摘できない場合も、麻酔もせずに切開を加える、ガーゼを傷口に突っ込む、麻酔もせずに鋭匙で傷口をゴシゴシ削るといった前時代的なことは基本的には行っておりません。それらは苦痛を伴うだけで、意味がない、むしろ有害であることがわかっています。当院では患者様が無駄に苦しむことがないよう十分な配慮を行っております。

これらの理由から、粉瘤治療は一時代前のイメージよりはるかに痛みが少なく、快適になっていると自負しております。それでも麻酔を注射する痛みだけは避けられませんので、無痛とまではいきませんが。

 粉瘤でお困りの方はお気軽に当院にご相談くださいませ。

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