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赤いシミ〜日光角化症〜

赤いシミ、日光角化症がテレビで放送されかなり話題になっているようですね。

日光角化症は長年の紫外線の影響により発症する皮膚疾患で、ざらざらとした赤い斑点(5mm〜2cm程度の事が多いです)でとして見られる事が多いのですが、萎縮性紅斑と表現されるたり、高度に角化して皮角としよばれる小さな角のようにみられることもあります.
紫外線のあたりやすい顔や前腕、手背に見られる事が多いです。

「湿疹」と誤診されステロイドの治療が行われている事がよくあります.ステロイドで良くならないため、日光角化症ではないか、と疑われるケースもあります.

欧米人では一般的に見られる疾患で、日本でもしばしば拝見する疾患です.

数%の確率で有棘細胞がんに進展するため、「前癌病変」の一つと考えられています.

確定診断は皮膚生検という病理検査で行います.日光角化症といっても病理学的に癌に進展しやすいものからそうでないものもあり、前者は手術的に完全に取りきる事必要がありますが、後者は、冷凍凝固術やイミキモドといった付け薬、炭酸ガスレーザー照射術といった簡単な治療で済む事が多いです.

赤いシミが気になる方は経験豊富な当院に是非ご相談ください。

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国分寺院2015年12月の手術実績

国分寺院の12月の手術実績をご報告させて頂きます。

 

・粉瘤:26件

・ほくろ:15件(保険のみ)

・石灰化上皮腫:0件

・脂肪腫:3件

・陥入爪:1件

・ケロイド:9件

・皮膚線維腫:5件

・毛巣洞:0件

・膿皮症:0件件

・多発性脂腺嚢腫:0件

・血管腫:1件

・基底細胞癌:0件

・ボーエン病:0件

・日光角化症:0件

・生検、切開:7件

となりました。

傷跡を小さくする手術ははなふさ皮膚科にご相談ください。

 

 

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11月の手術実績-2015

三鷹院 新座院 国分寺院
粉瘤 91 68 20
ほくろ 33 27 6
石灰化上皮腫 1 1 0
脂肪腫 4 2 0
陥入爪 5 2 2
ケロイド 1 1 5
皮膚線維腫 10 1 4
神経線維腫 2 0 0
膿皮症 11 3 1
多発脂腺嚢腫 14 2 0
血管腫 5 2 2
BCC 0 1 0
ボーエン 0 0 0
日光角化症 3 0 0
その他 21 5 8
合計 219 126 49

合計、394件となりました。
粉瘤に細菌感染を起こしてものを炎症性粉瘤と言いますが、炎症性粉瘤は抗生剤を飲んでも良くならない事が多く、すぐに根治術(それができないクリニックでは切開術)が必要です。それに関わらず、長期に抗生剤による治療が漫然と行われている事が多いのが現状です.注意が必要ですね。

当院は国際的に高い評価を得ているクリニックです。お困りの方は気軽にお問い合わせくださいませ。

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お尻が腫れてしまう疾患Vol.3

お尻が腫れてしまう疾患についてまとめてきましたが、今回はその最終回です。

今回は
5 肛門周囲膿瘍
6 痔瘻
についてですが、この辺りは皮膚科というよりも肛門科、消化器外科などで扱われる事が多いでしょう。
ただ、粉瘤やおできと思い皮膚科を受診される方も多いです.

肛門周囲膿瘍
肛門周囲膿瘍は肛門と直腸の間にある小さなくぼみに大腸菌などが感染する事から発症します.
肛門周囲の激しい痛み、発熱が起こります。肛門周囲の皮膚が赤くなり腫れているのが肉眼的にも分かるようになってきます.

治療法はメスで切開し膿を取り除きます。そして創部を清潔にし、抗生剤を内服します.

何度も繰り返していると、肛門と皮膚の間に瘻孔(トンネル)ができてしまいます.
それが6 痔瘻です.
痔瘻になるとしばしば、そこに細菌感染が起こり腫れて痛みが出るという事が繰り返されます.

痔瘻は自然閉鎖する事は無く、手術で瘻孔を切除する必要があります。
瘻孔の切除術は残念ながら当院では行っておらず、肛門科等に受診していただくようになります.

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お尻が腫れてしまう疾患Vol.2

お尻が腫れてしまうと、すぐに粉瘤かな?と思ってしまう事が多いようですが、粉瘤以外にも様々な疾患があるという話の続きをしたいと思います.
本日は、
3 殿部膿皮症
4 毛巣洞
について述べさせて抱きたいと思います.

3 殿部膿皮症
お尻の決まったところが何度も晴れて、痛くなり、膿が出るということを繰り返す疾患です。何度も繰り返しているうちに炎症が持続し、肉芽腫と呼ばれる組織が作られたり、瘻孔と呼ばれる空洞が作られたりして内部に複雑が形成されます.
時に癌が発生する事もありますので注意が必要です.
体質的な要因も大きく、喫煙、メタボリックシンドロームとの関係も指摘されております。
禁煙や、節制等である程度改善が見込めます.

治療法は、抗生剤の内服、切開、病変の切除などですが、体質改善も平行して行わなければ再発を繰り返してしまう事もあります.

4 毛巣洞
お尻の割れ目(殿裂部)に好発します。お尻のむだ毛が圧迫され、皮膚の中に入り込み、瘻孔(細長いトンネル状の構造)が作られます.不思議な事に体内に潜り込んでしまった毛は、長くのびる事が多く、瘻孔も10cm〜20cmほど長くなる場合もあります.そこに細菌感染が起こると腫れ、痛みがでて、さらに瘻孔が複雑な形となります.
毛巣洞も癌の原因となり得ます.

治療法は手術しか無く、完全に瘻孔を取りきる必要があります.ただし瘻孔は複雑な形で広範囲に広がっている事が多く、再発率が高いのが特徴です.

毛深いや、毛を剃っている方に多いです。レーザー脱毛にて予防をする事も可能です.

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