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それはほぞ抜き法!

前回は今までの粉瘤治療の問題点について書かせていただきました。

今回は新しい粉瘤治療についての書きたいと思います。

傷跡のリスクを軽減させる画期的な手術方法・・・

 

それは、臍(ほぞ)抜き法です。

またはくり抜き法と呼ばれる手術法です。小さな穴から粉瘤を抜き取るやり方です。

 

 

 

 

まず局所麻酔後、パンチという円形のメスを使い小さい丸い穴を空けます。

パンチの大きさで傷の円の大きさを変え、できるだけ傷跡の残りにくい大きさを選びます。

 

この方法では手術後の傷が格段に小さくなります。

が、執刀医の技術的にやや熟練・経験が必要とされ、さらに肝心の粉瘤の取り残しや再発の可能性が高くなると考えられており、あまり積極的に採用されてこなかった歴史がありました。
時代は移り変わり、患者様から目立たない手術跡の需要が高まり現在ではこちらの方法が標準的になりつつあります。
当院では粉瘤治療年間1883件のうち、大部分を臍抜き法にて治療を行っております。

再発などのリスクは通常の方法より格別に劣る、というものではありません。

傷跡のリスクに懸念がある方は是非ご相談ください。

 

※ただし、ご来院時の患部の状態によってはほぞ抜き法ではなく、切開や切除縫合の方が適応の場合がございますので予めご了承ください。術式については診察時のお伝えいたしますが、手術中に変更となる場合もございます。

 

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従来の粉瘤手術での問題点

さて、引き続き粉瘤(アテローム)のお話です。

 

粉瘤は皮膚腫瘍であるため、外科的に切除するしかありません。
なかには他の医療機関様にて、抗生剤の内服で経過観察にて終了されている方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、現在も粉瘤の根治療法は手術です。

粉瘤の手術では、これまでメスで木の葉状(猫の目のような、ひし形です)に切開し、中の粉瘤を取り除き、糸で縫い合わせるという方法が取られておりました。

以下の図をご覧下さい。

 

 

赤い線が実際の切開部位です。

点線の丸い部分が患部全体、中央の点は、へそと呼ばれる粉瘤の袋が内向きに形成されている入り口です。

 

例えば3cmの粉瘤を切除するのに、3cm以上(通常ですと6~9cm)大きくきり、そこを縫合するので1本の長い線状の傷跡が残ることになります。

 

この方法は粉瘤の取り残し少なく技術的に容易で誰でもでき再発率が低い反面、大きな傷が残ってしまうという弱点がありました。

患者様にとっては、粉瘤切除後の安堵のあと、傷跡が気になる・・・という新たなお悩みが生まれます。

粉瘤は顔や首などにもできますので、特に女性の患者様は手術自体に懸念をもってしまうことも少なくありません。

 

 

しかし、当院はその不安を取り除く画期的な術式を採用しております。

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粉瘤(アテローム)とはなんでしょう

粉瘤(アテローム)とは、そもそもなんでしょうか?

理由は確定できないのですが、皮膚に内向きの袋が形成される病気です。(ウイルスの感染が原因とする説が現在有力です)

初めのうちは米粒大の小さな袋なのでご本人が気づかなかったり、ニキビと勘違いする場合も多くあります。

そのうちだんだんと内部に脱落した角質や皮脂が貯留されていき、徐々に大きくなっていきます。

中に貯まったものが、何かしらのきっかけで排出された時に不快な臭いがすることがあります。ご自身で潰される方もいらっしゃいます。

さらに患部に細菌が感染しますと、と炎症性粉瘤と呼ばれ痛みや熱感を引き起こします。

 

 

ご覧いただいてお分かりのように、赤く腫れ、痛みも増していきます。

粉瘤は小さいうちに取っておいた方が傷小さく目立ちにくくなります。

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切除縫合でほくろ除去

こんにちは、はなふさ皮膚科です。

この記事では「切除縫合の場合」をお話いたします。

当院は年間ほくろ手術件数866件となりました。

月に70件以上はオペしておりますのでご安心ください。

 

前回はレーザーを用いた治療法ですが、今回はメスや手術用ハサミで切除した後、糸で縫合する治療法です。

保険対象となることがほとんどですのでご料金を先にお伝え致します。

【患者様3割負担の場合】
露出部(顔、首、肘から指先まで、膝から足先まで)の場合、切除したほくろの直径の合計が
2cm未満     ¥4980程度
2cm~4cm未満 ¥11010程度
4cm以上               ¥13080程度

非露出部の場合(露出部以外)切除したほくろの直径の合計が
3cm未満               ¥3840程度
3cm~6cm未満   ¥9690程度
6cm以上                 ¥12480程度

※上記とは別途初診料or再診料、採血料、処方箋料、病理検査料などございますのでおおまかなご予算としてご検討ください。実際のほくろの状態によりご料金が変動する場合があります。

 

巾着縫合

当院では巾着縫合を積極的に取り入れています。

というのも、通常通りの切除を行いますと、傷の修復に時間がかかったり、傷跡が大きく残る場合がございます。こちらの縫合を行うと比較的小さいお傷ですむ場合があります。

まず局所麻酔を行います。痛みに対しあまり強くない方は、予め正直におっしゃてください。緊張が1番ダメですよ。

チクっとした痛みを感じた後、感覚が鈍くなります。(痛みは感じませんが、触られている感覚は残ります)

 
治療直後
 
治療12日後

お分かりでしょうか?

傷跡が小さく目立ちにくいところが最大の利点かと思います。
縫合後1週間〜10日以内に抜糸、とったものは病理検査に提出し、約1ヶ月後に結果が届きますのでその時再院いただきお話させていただく流れとなっております。
比較的小さなものですとご来院の日に手術することが可能ですが、混雑時や医師が1人の場合は後日ご予約をとらせていただいております。しっかり拝見いたしますのでご安心ください。

どの院でも承っておりますのでご連絡ください。

三鷹院   0422-72-8650
新座院  048-483-8723

国分寺院 042-320-7722
久我山院 03-5336-0770

 

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炭酸ガスレーザーでほくろ除去

ほくろ除去には

炭酸ガスレーザーを使用する

・手術でとる

 

の基本的には2種類方法がございます。

今回は炭酸ガスレーザーを用いました!

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※ほくろの大きさや種類によっては切除縫合を行う場合もございます

まずご来院時がこちら

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直後(5分程度で終わります)

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2週間後(若干、赤みや陥凹が見られます。)

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2ヶ月後

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いかがでしょうか?

ご本人様のアフターケアを気をつけていただくだけで、上記のように綺麗に傷跡が目立たないようにすることもできます。

患者様ご自身も大変喜んでおられました。

レーザーはすぐに終わりますので、もし「痛いのでは?」と迷っていらっしゃる方は損かなと思います。

是非ご相談ください^^

 

 

三鷹院   0422-72-8650
新座院  048-483-8723

国分寺院 042-320-7722
久我山院 03-5336-0770
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※掲載内容・料金は更新時点での情報の場合がございます。最新の内容、料金は各院へお問合せください。