プロトピック軟膏についての続きです.
プロトピック軟膏は前回のブログでお書きした通り、アトピー性皮膚炎に対する非常に優れた薬剤なのですが、問題点としては使用を始めた当初のぴりぴりとした刺激感、灼熱感があげられます.
これらの刺激感、灼熱感は一時的なもので数日〜一週間ほどで治まるのが普通です.
どうしてプロトピック軟膏は当初、そのような反応が起こるのか?についてですが、プロトピック軟膏をつけると神経末端よりサブスタンスPというかゆみ物質が放出されるのが主な原因のようです.
プロトピック軟膏をつけていると、それらのサブスタンスPが使い果たされ、枯渇し、その後かゆみが治まってくるようなのです。
つまり、最初の刺激感、灼熱感は、薬が効いている証拠、といっても良いみたいですね。その後、良くなるための我慢の時期とも言えます.
それらの不快な症状を抑えるためにはプロトピック軟膏をつける1時間ほど前にアスピリン(薬局で売っている)を内服すると良いようです.抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤も効果があるようです.
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