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アトピー性皮膚炎患者様用のチェックリスト

アトピー性皮膚炎の患者様で、なかなか良くならずに困っている患者様も多いかと思いますが、我々の経験上、そういった場合にチェックすべき項目を網羅的にまとめたので、もし良ければご活用していただきたいと存じます。
アトピー性皮膚炎患者様チェックリスト
使うべき外用薬の量はご存じですか?1fingertip unitを是非覚えて下さい(外用薬をチューブから人差し指の先端~第一関節までの長さを出したものが、1fingertip unit=約0.5gです。その量が大人の手のひら2個分の面積の皮膚につける量に相当します)。
痒みが良くなるとすぐに付け薬をやめてしまっていないですか?ざらざら、ごわごわした感じがなくなり、肌がなめらかになるところまで、薬をつけて下さい。
薬がなくなってから皮膚科に行っていませんか?定期的に皮膚科に通うようにしましょう(増悪期2週間に1度程度、安定期1ヶ月に1度程度)。薬がなくなって症状が悪化し、我慢できなくなってから皮膚科を受診される方も多いのですが、それではいつまでたっても良くなりません。
完全には良くならないとあきらめていませんか?アトピー皮膚炎は基本的には、ほぼ完治に近い状態を維持できる疾患です。
湿疹が治っても保湿剤の外用を続けてください。
肌に直接接触する物はなるべくコットンの物を使って下さい。
入浴時、皮膚をこすっていないですか?石けんを泡立てて、手で優しく洗うのが正しい洗い方です。ナイロンタオルは使わないで下さい。入浴後も、優しくタオルで水滴を拭き取るようにしましょう。
湿疹部も石鹸で洗いましょう(夏場は、1日1回、冬場は、1日~3日に1回)。湿疹部は石鹸をつけてはいけないと考えている方もおられますが、それは誤りです。
石けん、シャンプー、リンスのすすぎ残しはないですか?
化粧品を変えてから湿疹が出来やすくなった、ということはないですか?
しみる化粧品を使い続けていないですか?
皮膚が乾燥していないですか?夏場もエアコンで空気が乾燥し、乾燥肌になってしまうことがあります。乾燥が気になる方は保湿剤を使うようにしましょう。
汗をかいたらすぐに拭き取るようにしましょう。下着の替えを持って行くといいかもしれません。
汗をかいた場合、なるべくすぐにシャワーを浴びましょう。
寝ているときに汗びっしょりになっていませんか?適度に通気性のいい部屋でお休み下さい。
枕カバーやシーツはまめに取り替えるようにしましょう。
枕や布団はまめに干すようにしましょう。
部屋はまめに掃除をするようにしましょう。掃除機をかけた後に、雑巾がけもした方が望ましいです。
絨毯やラグ、ぬいぐるみはなるべく捨てるようにしてください。
睡眠不足になっていないですか?
過度のストレスはないですか?
食生活が乱れていませんか?(コンビニのお弁当、ファーストフード、スナック菓子はなるべく避けるようにしましょう)。
(小児の患者様の場合)食物アレルギーはないですか?
ペットの毛が原因になっている可能性はないですか?
無意識のうちに皮膚をかいていないですか?皮膚をかくことが癖になっていませんか?
爪を短く切りましょう。
間違ったむだ毛の処理の方法をしていませんか?カミソリや、除毛クリームは皮膚の負担になります。

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