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シミの治療の整理

 シミの治療方法がいろいろあり過ぎて困ってしまうというご意見をいただいたので、標準となる治療をご提示したいと思います。(もちろん治療方法には常に例外がありますし、コストを考えて別の治療を選択することも可能ですので、絶対にこうでないといけないというわけではありません)。
 比較的濃い日光性黒子・・・Qスイッチアレックスレーザー(Qスイッチ以外はあまり効きません)
 比較的薄い日光性黒子・・・ルミキシル、(かぶれなければ)ハイドロキノン、ケミカルピーリング、トレチノインなど
 脂漏性角化症・・・炭酸ガスレーザー
 太田母斑・・・Qスイッチアレックスレーザー(Qスイッチ以外はあまり効きません)
 後天性真皮メラノサイトーシス・・・Qスイッチアレックスレーザー(Qスイッチ以外はあまり効きません)
 肝斑・・・トラネキサム酸(トランサミン)内服、早く治したいときはルミキシル、ピーリング併用
 炎症後色素沈着・・・経過観察(様子見)、早く治したいときはルミキシル、トレチノインなどの併用
 雀卵斑・・・Qスイッチアレックスレーザー
 
こうしてみるとある程度治療は決まっていて、治療に幅があるのは比較的薄い日光性黒子くらいということになります。
 ただし、多くの場合、1人の患者様にシミが1種類しかないとうことはあまりなく、上記のシミが複数合併している場合がほとんどですので、治療も少し幅が出てしまうことになります。

シミについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。

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