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夏に多い病気②あせも

 あせもは汗管(汗の通り道)がつまり、汗が汗管の外に漏れだし、かゆみや炎症が起こる病気のことです。
 夏に増える皮膚疾患の代表といって良いと思いますが、なぜ汗の通り道がつまってしまうのかというと、皮膚が汗などでぬれたままの状態では角質がふやけ、膨張し、毛穴をふさいでしまうという理由が多いようです。例えば、乳幼児の首は、将来大きくなった時のために皮膚が余分にあり深いしわがあります。そのしわの中ではただでさえ、汗管がつまりやすいのに、汗がたまったままの状態で放置されると、角質がふやけ益々、汗管がつまりやすくなってしまいます。大人でも極端に通気性の悪い服を着ていたり、急に高温多湿の環境に行くと、汗管がつまりあせもになることがあります。
 予防としては、なるべく汗をかいたらすぐにシャワーを浴びさせる(それができなければ濡れタオルなどで優しくふき取ってあげる)、衣類をまめに取り換える、寝具をまめに取り換える、衣類、寝具は風通しの良い、吸水性のいいものを選ぶ、室温、湿度を調整するといったことが有効です。
 角質がなめらかになるように、さっぱりとしたベビーローションなどで適度に保湿してあげることも予防として有効です。

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