掌蹠膿疱症についての最近の知見が学会誌に載っているので引き続きご紹介しておきます。(掌蹠膿疱症研究における最近の話題、村上正基先生)
まとめますと
・掌蹠膿疱症はエクリン汗腺(汗を分泌する線)で起こっている可能性が高い。
・エクリン汗腺におけるニコチン性アセチルコリン受容体の発現パターンが、掌蹠膿疱症の患者様と、健常人とは異なっている。
ということが書かれております。
掌蹠膿疱症と喫煙との関係はかなり以前から指摘されており、それがニコチン性アセチルコリン受容体の発現パターンと関係があるのかどうかはこの記事だけでは判断できませんが、掌蹠膿疱症の患者様で喫煙されている方は、禁煙を心掛けたほうがよさそうだ、というのはこれまでと変わりません。
私の患者様で、ご家族にヘビースモーカーの方がいらっしゃり、その方に禁煙をしていただいたら、掌蹠膿疱症がよくなったという方もおられました。
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