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湿疹と蕁麻疹の違い

湿疹と蕁麻疹は何が違うのか?というご質問をいただきましたのでお答えしたいと思います.あまり厳密に書いてもかえって分かりにくくなりますので、このたびはざっくりと書かせていただきたいと存じます.
湿疹と蕁麻疹はどちらも皮膚が赤くなって痒くなる病気ですが、蕁麻疹は突然、急に痒くなることが多いです。○日○時に急に痒くなった、ということを思い出すことが出来ることが多いほどです.それに対して湿疹は徐々に進行していきますので、いつ頃発症したか思い出せないことが多いです。蕁麻疹は全身のあちこちに症状が出ては消えるのに対して、湿疹の場合は発症した特定の位置に症状が続きます.
また蕁麻疹は数時間以内に一旦消えてしまうことが多いのに対し、湿疹は数日から数時間続くことが多いです.
湿疹の場合は皮膚の表面がカサカサざらざらし、赤いぽちぽちがあったり、良く見ると水疱が出来ていたりする場合があります.治った後は色素沈着になることがあります。蕁麻疹の場合ですと、「蚊に刺された」様なぷくっと盛り上がった発疹となり、数時間後に消えた後は特に色素沈着を残すことはありません。
湿疹(左)と蕁麻疹(右)の写真です.

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