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扁平母斑は保険診療にて治療が可能です。

扁平母斑というのは幼少期より発生する代表的な茶あざですが、保険診療の範囲内で治療を行うことが出来ます.
当院ではQスイッチアレキサンドライトレーザーというレーザーを3ヶ月に1回、計3〜6回治療を行うことで満足のいく結果を得られることが多いです.
扁平母斑にはレーザーが効きにくい、という話もあるようですが、きっちりと3ヶ月1回、繰り返し打っていけば優れた効果が得られることが多く、あまり効かないという印象はありません。
3回の治療後の患者様の写真です.左が治療前、右が治療後です.

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ADMと肝斑、そばかすの違い

ADMで当院を受診される患者様が増えております.
ADMは、肝斑やそばかすなどと誤診されるケースが後を絶たず、適切な治療がなされていない場合が多いです.
ADMと肝斑、そばかすの違いをイラストにしましたのでご参照いただきたいと思います.

ADM

肝斑

そばかす

ADMは保険適応でレーザー治療が出来ますので、気になる方はご相談いただきたいと存じます.
ADMについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。

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お子様でも日焼け予防をするべきかどうか?③

お子様でも日焼け予防を行った方が良いと考えておりますが、では日焼け止めクリームを何回くらい付ければ良いか?というご質問も良くいただきます。

特に何回というのは決まっている訳ではないのですが、紫外線の強い場所にいる場合は2〜3時間に1回ほど付けるのが良いようです。意外と汗などですぐに取れてしまうためです。

さらに多くの方は1回あたりに使う日焼け止めクリームの量が少ないというデータがありますので、少したっぷり付けていただくようにお願いしたいと思います。

余談ではありますが、皮膚科で処方する外用薬も多くの患者様で使用量が少ない傾向にあります。ベタベタするのが苦手という方が多いためと思われますが、適正量を使った方が圧倒的に効きが良いですので、適正量の使用をお勧めしております。

何歳から日焼け止めクリームをつけた方が良いのか?というご質問もよくいただきますが、1歳以上のお子様であれば、アレルギーテスト済みのものであれば問題ないと思われます。最近は子供用の日焼け止めクリームなども販売されております。
ただ1歳未満のお子様はまだ肌がデリケートなので、日焼け止めクリームを付けるべきかどうかはなかなか微妙なところのようです。乳児のうちは真夏の日差しの強い時間帯は外出を避ける、帽子や衣類、ベビーカーなどで肌を保護するのが良いようです。
ただ紫外線を浴びることが、必ずしも悪いことだらけではなく環境省の紫外線環境保健マミュアルには

母乳栄養の赤ちゃんやアレルギーなどで食事制限をしている赤ちゃんは、 骨の成長に必要なビタミン D が不足しがちです。妊婦さんや授乳中のお母さん は、ビタミン D 不足にならないよう、普段から食事に十分気をつけるほか、冬場な どには一日 1 5 分程度、適度な日差しを浴びることも効果的と考えられます。

と記載されています。

ただ冬場の話なので、今のような季節には積極的に日光浴をさせる必要はない考えています。

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お子様では日焼け予防をするべきかどうか?①

紫外線が気になる季節になってきました。
子どもでも日焼けに注意するべきかどうか?日焼け止めクリームを使うべきかどうか?というご質問をいただくことが多いのでお答えしておきたいと思います。

皮膚科学的に申しますと、お子様こそ日焼けに注意した方が良いということになると思います。

紫外線の弱い地域で10歳まで過ごしその後、紫外線の強い地域に移住した方と、ずっと紫外線の強い地域で生まれ育った方を比較すると、後者の方のほうが皮膚がんの発生リスクが高かったという報告があるからです。つまり小児期に強い紫外線を受けた場合は生涯にわたり皮膚がんの発生リスクが高まる可能性があるということなのです。

これは海外の報告なので日本人に当てはまるかどうかははっきりしないのですが、紫外線による皮膚のダメージは、若いうちは目につかなくても実際は蓄積していく、ということは誰に取っても間違いないようです。そのため小児期から紫外線の予防を積極的に行うことは好ましいことであると考えております。

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後天性真皮メラノサイトーシスの特徴

意外に保険が効くレーザー治療

レーザー治療と言うと、保険が効かないとか、高額と言うとイメージがあるのですが、意外に保険が効く場合が多いです。

太田母斑、異所性蒙古斑などの幼少期より見られるアザ、えんぴつの芯が刺さってしまったというような、外傷に伴うシミ、ADMなども保険が効きます。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)というのは20代〜30代の女性に多いシミで、両頬に左右対称に出現します。肝斑、老人性色素斑よりも発症年齢が、若いのが特徴です。

肝斑や老人性色素斑との違いを簡単に述べておきます。

      ADM         肝斑      老人性色素斑
発症年齢   20代~       30代~       40代~
左右対称性  あり         あり        なし
形状     小斑点       びまん性    不整形でサイズも様々
色調  やや青みを帯びた褐色  淡い褐色       褐色
境界     明瞭        不明瞭なことも    明瞭
表面     滑らか       滑らか     ややざらざらしていることも

後天性真皮メラノサイトーシスは保険が利きますので、当院で自由診療で治療を受けられた方は、治療費の差学を返金いたしますので、お手数をおかけしますが、ご来院をお願いしたいと存じます。

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