紫外線が気になる季節になってきました。
子どもでも日焼けに注意するべきかどうか?日焼け止めクリームを使うべきかどうか?というご質問をいただくことが多いのでお答えしておきたいと思います。
皮膚科学的に申しますと、お子様こそ日焼けに注意した方が良いということになると思います。
紫外線の弱い地域で10歳まで過ごしその後、紫外線の強い地域に移住した方と、ずっと紫外線の強い地域で生まれ育った方を比較すると、後者の方のほうが皮膚がんの発生リスクが高かったという報告があるからです。つまり小児期に強い紫外線を受けた場合は生涯にわたり皮膚がんの発生リスクが高まる可能性があるということなのです。
これは海外の報告なので日本人に当てはまるかどうかははっきりしないのですが、紫外線による皮膚のダメージは、若いうちは目につかなくても実際は蓄積していく、ということは誰に取っても間違いないようです。そのため小児期から紫外線の予防を積極的に行うことは好ましいことであると考えております。
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