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乾燥肌の対処の仕方

 秋が深まるにつれ乾燥肌による皮膚のトラブルが増えてきます。乾燥肌によるかゆみ、湿疹などでお悩みの方は多いと思われます。なかなか皮膚科に受診できないという方のために、少し対処方法を述べたいと思います。
 ただし、湿疹がある程度重症化している場合や小さなお子様は、ご家庭での対処は困難ですので、すぐに皮膚科を受診されたほうがいいと思います。
 まず保湿が大事ですので、保湿剤を薬局で買いに行きます。なるべく皮膚科によるアレルギーテスト済みのものを選択していただきたいと思います。香料や着色料は不要なのでなるべく入っていないものを選びましょう。防腐剤は一概に不要とは言えないのですが、かぶれやすい方は避けたほうが無難でしょう。乳液タイプのものよりクリームタイプのものを選んだほうがいいと思います。
 入浴後と、起床時に乾燥しやすい部分につけてください。全身になっても構いません。
 手が乾燥しやすい方は、何度も付け直していただいて結構です。
 入浴時の注意点ですが、シャワーだけで済ませずに、少し額に汗がにじむくらい湯船で温まったほうがいいと思います。汗腺、皮脂腺を鍛えておいたほうが乾燥肌になりにくいからです。そして体を洗うときは、手に石鹸をつけて優しく体を洗ってください。ナイロンのタオルなどで体をごしごし擦って洗うのは良くありません。
 衣類ですが、肌に直に触れるものは、ナイロンやウールなどの刺激になるものは避けて、コットンのものを選んでください。
 そして最後に、部屋は加湿器をたいて乾燥させすぎないようにしてほしいと思います。(少なくとも湿度は40%以上必要と思います。)
 以上を行っていただければ、軽度の乾燥肌や、乾燥性の湿疹はかなり良くなると思います。

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