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巻き爪と陥入爪について

 巻き爪と陥入爪の違いについて、あまり知られていないようなので、少し述べたいと思います。
 巻き爪は文字通り爪が過度に湾曲した状態のことを言います。痛みが伴う場合もそうでない場合もあります。
 それに対して陥入爪は「爪甲側縁先端がその周囲組織を損傷する状態」とされています。つまりご自身の爪にぶつかって周囲の組織が怪我をしてしまった状態と言い換えることができます。
 巻き爪があると、陥入爪になりやすくなりますが、イコールではありません。
 巻き爪がない陥入爪もしばしば見られます。(お子さんの場合は特にそうです)
 陥入爪だけであれば、抗生物質の内服と、付け薬による処置のみで1~2週間ほどで軽快します。
 陥入爪と巻き爪が合併している、つまり巻き爪によって陥入爪が発症している場合は、やや治療が困難になるケースがあり、手術やワイヤー法によって巻き爪を矯正しないとよくならない場合もあります。

 

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