3月が終わりに近づき、ようやく春らしい気候になってきました。4月の紫外線量は、1年のピークである7月、8月と比べると約半分程度ですが、皮膚が慣れていないために、皮膚障害を引き起こすことがあり注意が必要です。
弱い紫外線でも注意が必要な理由は、以前のブログをご参照いただければ幸いです。https://mitakahifu.com/photodermatosis1/
日焼けは、シミやしわ、皮膚癌の原因となりますので、外に長時間いる方や、行楽地にお出かけの場合はどなたさまも、そろそろ日焼け止めを使ったほうがいいと思われます。
では逆に、日光浴をしていいことがあるのかというと、ほとんどないようです。かなり昔は、日光浴をしないと皮膚でのビタミンDの合成ができなくなり、骨が弱くなるといわれていましたが、実際は食事によって十分にビタミンを補えますし、特に意識的に日焼けをしなくとも、日常生活における手や顔の日光暴露で十分に必要量のビタミンDを補うことができます。
日光浴は爽快感がありますので私も好きですが、皮膚科学的には不要、もしくは有害なようです。
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