突然ですが、酒さという病気を聞いたことはおありでしょうか?
顔面の中心部に、赤みが目立ち、アルコールを飲んだり、入浴したりといった少しの刺激でほてりや発赤が増悪します。よく見ると鼻から頬、眉間まで血管拡張が見られます。徐々に吹き出物のような紅色丘疹や膿疱が出てくる場合があります。
30~40歳以降の女性に多い病気ですが、よく話を聞くと、10代の時から顔が赤くなりやすかった、ほてりやすかったというエピソードをお持ちの方が多く見られます。
化粧品かぶれやニキビを疑われ、いろいろ検査が行われますが、結局なかなか治らないので、いろいろなクリニックを転々とされる方が多いようです。「いろいろ化粧品を変えてみたが、どれも合わない」とおっしゃる方が多いです。
一見、かぶれやニキビと似ていますが、全く別の原因不明の疾患で、治療法も全く異なります。
もし、どの化粧品を使ってもかぶれる、やたらとほてりやすい、長い間、赤ら顔が治らなくてあきらめかけているという症状の方がいらっしゃいましたら、一度来院していただくといいかもしれません。
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