三鷹院の4月の手術実績をご報告させて頂きます。
・粉瘤:55件
・ほくろ:34件
・石灰化上皮腫:4件
・脂肪腫:7件
・陥入爪:1件
・皮膚線維腫:4件
・毛巣洞:1件
・膿皮症:2件
・ボーエン:1件
・日光角化症:1件
・生検、切開:5件
・いぼ:2件
・その他:12件
ニキビ痕のクレーターに関して、現在の主流はフラクショナルレーザーやダーマペンなどですが、それでも治らない方が多いのも事実です。
それらの方にお勧めしたいのが手術療法です。当院では国内では他院に先駆けて手術療法を開始し、これまでに多くの手術を手がけて参りました。
特に大きな陥没や、深い陥没においては現時点では「手術しかない」のが現状です.
手術と言っても一カ所あたり1分〜数分で終わるようなもので、日常生活にほとんど支障を来さない事が多いです.
体にご負担になる事もありません。
当院はニキビ痕でお困りの方に力になりたいと思っております.お気軽にご相談ください。
暖かい季節になり、首のぷつぷつ、いわゆる首イボが気になる方も増えているようですね。
首イボは脂漏性角化症という老人性のイボ、尋常性疣贅というウイルス性のイボ、スキンタグという良性腫瘍(真皮のヘルニアと考える人もいます)などが混ざっています.
治療法は、冷凍凝固術(液体窒素を押し当てる、もしくは吹き付ける治療)という保険の効く治療法と、炭酸ガスレーザーによる保険の効かない治療がありますが、首イボの場合は炭酸ガスレーザーの方が優れた治療と言えるでしょう。
というのは首イボの治療の場合、首がキレイに見えるために治療を行いますので、「美しく」治療ができなけれは何の意味もありません。冷凍凝固術の場合は、何度も治療をしているうちに炎症後色素沈着というシミができてしまい、人によっては、治療前よりもシミが目立ってしまう、という方もおられるかもしれません。いくら保険が利いてももとよりも汚くなってしまうのはいやですよね。
そのため、首イボには炭酸ガスレーザーによる治療をお勧めしたいと思います.
炭酸ガスレーザーについて詳しく知りたい方はこちらを御参照ください。
炭酸ガスレーザーのメリットとしては1回で治療が終わる、キレイになおる、という点にあります。
ホクロ除去を希望される方が増えてきています。
国際的な流れからホクロは基本的には取りきるのが良いように思いますが、少し注意が必要です。
それは術前にきちんと「ホクロである」と診断ができているか、という点です.
ホクロと似たもので危険なものとしては、基底細胞がん、悪性黒色腫(メラノーマ)などの悪性腫瘍があります。
他院でこれらをきちんと鑑別せずに切除されてしまっている例がかなりあり、当院への相談が増えています.他院で「シミ」だといわれ放置されていた患者様で、私が見ると明らかなメラノーマだったということもありました。
ちなみにホクロとこれらの悪性腫瘍との区別は最終的には取ったものを顕微鏡で検査するいわゆる病理検査が必要ですが、その前段階でダーモスコピーという虫眼鏡を細密にしたようなもので、チェックしてある程度、危険性についての「アタリ」をつけるのが普通です.
このダーモスコピーでのチェック方法については欧米では一つの学問といっていいほど体型立てられ、何十冊も分厚い教科書が出版されているのに対して日本ではかなりないがしろにされているのが現状かと思います.
皮膚悪性腫瘍の絶対数自体が欧米と比べると遥かに少ないので、軽視されるのは仕方ないとしても、日本で皮膚悪性腫瘍がそれほど少ないかと言えばそんな事はなく、先月だけで基底細胞がんは2例、悪性黒色腫は1例、その他、悪性リンパ腫、脂腺癌、(前癌病変である)日光角化症であれば数例、当院で相談に来られており、皮膚悪性腫瘍自体は珍しくも何ともありません。
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