はなふさ皮膚科の保険手術適応実績をお知らせいたします。
10月の手術実績は3,593件でした。
三鷹 | 新座 | 国分寺 | 久我山 | 志木 | |
粉瘤 | 251 | 195 | 210 | 88 | 137 |
ホクロ | 192 | 108 | 122 | 66 | 109 |
イボ | 296 | 304 | 323 | 250 | 207 |
陥入爪 | 20 | 6 | 23 | 10 | 11 |
皮膚腫瘍 | 8 | 1 | 24 | 0 | 11 |
石灰化上皮膚 | 6 | 2 | 10 | 1 | 3 |
神経線維腫 | 5 | 0 | 6 | 0 | 0 |
軟性線維腫 | 15 | 6 | 4 | 15 | 11 |
汗孔腫 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 |
脂厚性瘢痕 | 26 | 23 | 19 | 7 | 11 |
脂肪種 | 8 | 2 | 12 | 6 | 6 |
皮膚線維腫 | 29 | 14 | 20 | 9 | 10 |
碑粒腫 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
血管腫 | 10 | 4 | 8 | 8 | 5 |
毛巣洞 | 2 | 0 | 2 | 0 | 3 |
黄色腫 | 1 | 1 | 4 | 1 | 1 |
膿皮症 | 8 | 0 | 3 | 0 | 0 |
脂漏性角化症 | 41 | 40 | 55 | 37 | 28 |
ケロイド | 0 | 12 | 29 | 12 | 15 |
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
旧年中は三鷹院移転、拡張などに伴い、患者さまに御迷惑をおかけすることも多かったと思いますが、大きなトラブルもなく1年を過ごせましたことを大変ありがたく思っております。
本年も患者さまのため、スタッフ一丸となり全力を尽くす所存です。
より多くの方の皮膚の健康のために貢献できればと思います。
皆様のご健康を心よりお祈りしております。
今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
日本における皮膚腫瘍切除に関する功績を評価され、Next Era Leader’sとしてトロフィーをいただきました。
今月末に表彰式を予定されていましたが香港のデモに伴う影響で中止になってしまいました。
残念ですが仕方ありません。香港に平和が訪れることを心よりお祈りしております。
さて、私が初めてジャパンタイムズ紙より表彰されてから4年の歳月が流れました。たった4年しか経っていないのか、、、というのが率直な感想です。4年前はまだ皮膚科における低侵襲手術(傷を小さくすることを目指した治療)が珍しく、毎日のように全国より皮膚腫瘍でお困りの患者様が来られている、という状況でした。
当時は皮膚科での低侵襲手術はリスクが高すぎる、病理診断がおろそかになる、といった理由で色々とバッシングも受けたりしました。
それでも全国より切実な悩みを抱えた患者様がご来院されていたので、「皮膚科における低侵襲手術は必要なものだ」という信念は揺るぎませんでした。
その後、低侵襲手術を売りにするクリニックが瞬く間に増えていきました。
たった4年で低侵襲手術がメンストリームとなるとは想像すらしていなかったです。
しかしこの4年で低侵襲手術が主流になる一方で、やはり危惧していた問題が生じてきたのも事実です。診断があやふやになるという問題です。
中には切除した検体を検査せずに捨ててしまう、というクリニックもあると聞いております。
たとえ肉眼的には粉瘤であっても、病理検査の結果、癌であった、などという例も稀ではありますが存在します。
手軽さだけを売りとして、きちんと病理検査も行わないクリニックは言語道断と言っていいでしょう。
低侵襲手術をやるからには正確な術前診断、そして術後の病理検査が欠かせません。
今後、そのようなことがないようにきちんとした情報を伝えて広めていかないといけないという風に考えています。
まだまだやるべきことはたくさんあります。気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
「粉瘤治療は痛い」と思っていませんか?
通常の粉瘤治療は、注射を使った局所麻酔下で治療を行いますので、麻酔を注入する際に痛みがあるだけで、手術中の痛みはほとんどありません。
熟練した医師が治療した場合、術後の痛みもあまりないことが多いです。
問題は炎症を伴った粉瘤の場合で、その場合は、局所麻酔が効きにくい場合があります。ですので当院では炎症性粉瘤の患者様には特に丁寧に麻酔をかけるように心がけております。
かつては麻酔をせずに炎症性粉瘤を切開していた時代があるようで今では高齢のドクターは炎症性粉瘤に対して、麻酔もせずに切開する場合があるようですその場合は強烈な痛みが発生します。
粉瘤を一度に取り除かないと、ずっと異物反応が起こり、膿がたまり続けますのでいつまでも痛みが続きます。毎日のように医院に通い、ガーゼを交換し(そのガーゼも排膿目的に傷に突っ込まれているので、ガーゼ交換のたびにその痛みが伴います)、傷の中を鋭匙(えいひ)という小さなスプーンのような道具で、傷口をゴリゴリ削ったりしていた時代がありました。それらが精神的なトラウマになっている患者様も多いようです。
当院では粉瘤の外科的治療は全て局所麻酔下に行っています。ですので術中の痛みはほとんどありません。さらに炎症性粉瘤もなるべく1回のくり抜き法で行うことをモットーとしています。1回の治療で粉瘤も全てくり抜いてしまいますので、術後の痛みは非常に少ないです。もし1回のくり抜き法で全摘できない場合も、麻酔もせずに切開を加える、ガーゼを傷口に突っ込む、麻酔もせずに鋭匙で傷口をゴシゴシ削るといった前時代的なことは基本的には行っておりません。それらは苦痛を伴うだけで、意味がない、むしろ有害であることがわかっています。当院では患者様が無駄に苦しむことがないよう十分な配慮を行っております。
これらの理由から、粉瘤治療は一時代前のイメージよりはるかに痛みが少なく、快適になっていると自負しております。それでも麻酔を注射する痛みだけは避けられませんので、無痛とまではいきませんが。
粉瘤でお困りの方はお気軽に当院にご相談くださいませ。
【脂肪腫】ご存知ですか?
粉瘤ほど当院での件数は多くないのですが、開院時より毎月途切れること無くご来院される皮膚腫瘍です。
2016年度、全院合わせて脂肪腫手術件数は92件、月に換算いたしますと1ヶ月あたり7〜8件ほど手術を行っていることになります。先日新座院でも10cmほどの肩部脂肪腫の手術をいたしました。
あまり聞き慣れない患者様も多いと思いますが、良性の皮膚腫瘍の1つです。
脂肪組織からなる腫瘍で、薄い膜におおわれていており、中のこぶには皮下脂肪と同じく黄色・やまぶき色をしています。
・皮下にできる比較的柔らかい腫瘍
・40代以降の男女、肥満者が比較的多い
・やや盛り上がり有り、柔らかいしこり
・1cmから20cm
・全身にでき、徐々に大きくなる
・手術にて切除
【当院における平均通院回数】
3〜4回(術前診断・手術日・抜糸日・フォロー日)
※当日の混雑状況によっては診断日と手術日が同日となる場合があります
自然になくなるものではないので、長年経過観察したとしても、結果的に手術となります。
肩にできた脂肪腫ですと、常時違和感があったり、肩をまわしたり荷物を肩にかける際に常に当たるようになります。
背中の場合は寝転んだり就寝時にあたったりした際に初めて気づいたり、露出部(半袖・半ズボンで隠せない部位)であるためご本人がフォッションを楽しめない・・・など、日常生活に差し支える場合があります。
脂肪腫は徐々に育っていきますので目に見えて大きくなることもあります。
そうなりますとやはり傷口も大きくなり、また、大きさがクリニックで手術できる範囲を超えるものと医師が判断した場合、患者様と相談の上、総合病院などの入院施設にご紹介することもあります。
「もっと早いうちにとれば良かった」
そう後悔される方も多いです。
小さいうちにとってしまうのも患者様のご選択のひとつかなと思います。
では当院で行った脂肪腫の手術をご紹介いたします。
右腕にできた脂肪腫の患者様です。
こちらは上記に述べましたように、半袖になる脂肪腫が気になるといった方です。
術後3ヶ月のご様子をお写真に撮らせていただきました。
周りの方々にもふくらみがなくなったね、と言われるそうです。
そういった患者様からの言葉をお聞きする度に、私たちも大変嬉しく感じます。
体にあるしこりが気になる方は是非いらしてください。
しっかり診断いたします。
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