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赤ら顔の原因

赤ら顔でお悩みの方は多いかと思いますが、その原因として
・湿疹
・花粉症皮膚炎(花粉かぶれ)
・化粧品かぶれ
・ニキビ痕の赤み
・光線過敏症
・酒さ
・脂漏性皮膚炎

など様々なものがありますが、数年以上繰り返しており、火照りやすく、化粧品など何を付けても刺激を感じてしまう、という方は酒さを疑っていいと思います。
酒さの方は皮膚が非常に敏感になっていますので、どんな化粧品を付けても刺激を感じてしまいますので、化粧品かぶれと間違えられやすく、また紫外線により増悪しますので、光線過敏症と間違えられがちです。

赤ら顔でお悩みでなかなかよくならないという方は一度ご相談いただきたいと思います。

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レーザー治療とフォト治療の違い

レーザー治療とフォト治療は何が違うのか?といわれると、何となくしか分からない、という方が多いと思いますので、その違いについて少し述べておきたいと思います。
レーザー治療というのはある一定の波長を持つ電磁波(例えばアレキサンドライトレーザーは755nm)のみを照射する治療法で、755nmという波長は比較的黒いものに反応しやすいという特徴を持っていますので、シミや茶あざ、青あざの治療に使われています。波長により赤いものに反応しやすかったり、水に反応しやすかったりしますので、それぞれの特徴を生かして治療に応用されています。。
それに対してフォト治療というのは様々な波長を持つ電磁波をあわせて照射する治療法です。例えば黒いもの、赤いものに反応する電磁波をバランスよく照射する事ができれば、様々な肌の悩みに対応する事ができます。
レーザー治療がシングルモルトウイスキーとすれば、フォト治療はブレンデッドウイスキーという事になります(かえって分かりにくかったらすいません)。

当院に導入しましたアイコンというフォト治療器は下図のように赤み(whole blood)、シミ(pigment)に反応するような波長出るように調整されています。しみはもちろんの事ですが、特に赤みに効果が高いフォト治療器、といえると思います。

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フォト治療器アイコンを導入することになりました。

4月16日にICON(アイコン)という治療器を導入する事になりました。
フォト治療は美容皮膚科において以前より人気のある治療メニューで、導入を希望される声が多かったのですが、一般的にフォト治療は治療効果が今ひとつはっきりしない場合もありましたので、当院の「結果にこだわる」というコンセプトと整合性を考慮し導入を見合わせておりました。

当院ではシミの患者様はもちろんのこと、酒さやニキビ痕、手術後の肌の赤みでお悩みの患者様が全国から来られ、なんとか素早く安全に治療ができないものかといろいろな検討を行っておりました。シミに関しましてはQスイッチレーザーを有しておりますので、それが切り札となりますが、赤みに対しては切り札となるものがない状態でした。色素レーザーの導入も検討しましたが、痛みが強く内出血などのリスクが伴うという問題点がありました。

このたび導入を決めたICONは色素レーザーとの比較試験でも同等の効果があると報告されており、さらに出力が安定していますので痛みも少なく、内出血のリスクも少なくてすみます。現時点では肌の赤みに対してはベストな治療器であると判断し、導入を決めさせていただきました。

治療の費用はレーザーフェイシャルと同額とさせていただきたいと思います。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

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なかなか診断がつかない酒さという疾患

当院には酒さでお困りの方が多数、御来院されていますが、共通していえるのが、これまで「化粧水かぶれ」「湿疹」「脂漏性皮膚炎」、「ニキビ」など様々な疾患が疑われて、なかなか酒さという診断にたどり着かない、という点です。

酒さは顔が左右対称に赤くなり、ショットした刺激で火照りやすく、ひりひりするといった症状が特徴です。ざ瘡様発疹とよばれるニキビのような発疹が出ることもあります。湿疹やかぶれと異なり、かゆみが少なく、むしろひりひりした痛み、不快感が特徴です。表面はやや乾燥傾向にあるといわれていますがそれほど乾燥が目立たない場合もあります。温度の変化や、紫外線、刺激物の接種により症状が増悪します。

経過が長く、数年もしくは十数年お悩みの方も多数おられます。なかなか診断がつかずお悩みの方も多いようですので、お困りの方はぜひ一度ご来院いただければと考えています。

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酒さ(顔が火照る病気)のレーザー治療②

前回からの酒さの続きですが、酒さは何らかの理由により、顔や首の末梢血管の拡張が起こりやすくなっている、もしくは拡張したままになっていることが原因です。健常な方でも末梢血管は暑いときや何らかの炎症があるときに拡張しやすくなりますが、それが特に理由がないのに持続すると、赤ら顔の原因となってしまうという訳です。

治療としましては、抗生剤(ミノマイシンなど)内服、イソトレチノイン内服、メトロニダゾール内服が行われますが、日本では保険の関係上、抗生剤(ミノマイシンなど)の内服以外、実施することが困難なのが現状です。
そのため、酒さの患者様は、何年も漫然と抗生剤の内服が続けられ、そこから離脱できなくなっている方もおられるようです。そういった場合はレーザー治療を試みても良いと考えております。

YAGレーザーは、拡張した血管を破壊したり、引き締めたりする効果がありますので、酒さの治療には最適と考えられています。強力にYAGレーザーを当てても良いと思いますが、少しマイルドなYAGレーザーフェイシャルでも十分な効果が期待でき、大きな副作用もないですので、治療に最適ではないかと考えております。

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