本日は、日本臨床皮膚科医会の学術大会に来ています。
名前の通り臨床に役に立つ情報がたくさんあり非常に勉強になります。
食物アレルギーの方でも食べやすいケーキが展示されていました。
お子様の食物アレルギーの原因になりやすい卵、ミルク、小麦が使われていないそうです。
見た目は普通のケーキと変わりなく、味もとてもおいしかったです。
このような食べ物が今後増える事を期待したいと思います。

レーザー治療とフォト治療は何が違うのか?といわれると、何となくしか分からない、という方が多いと思いますので、その違いについて少し述べておきたいと思います。
レーザー治療というのはある一定の波長を持つ電磁波(例えばアレキサンドライトレーザーは755nm)のみを照射する治療法で、755nmという波長は比較的黒いものに反応しやすいという特徴を持っていますので、シミや茶あざ、青あざの治療に使われています。波長により赤いものに反応しやすかったり、水に反応しやすかったりしますので、それぞれの特徴を生かして治療に応用されています。。
それに対してフォト治療というのは様々な波長を持つ電磁波をあわせて照射する治療法です。例えば黒いもの、赤いものに反応する電磁波をバランスよく照射する事ができれば、様々な肌の悩みに対応する事ができます。
レーザー治療がシングルモルトウイスキーとすれば、フォト治療はブレンデッドウイスキーという事になります(かえって分かりにくかったらすいません)。
当院に導入しましたアイコンというフォト治療器は下図のように赤み(whole blood)、シミ(pigment)に反応するような波長出るように調整されています。しみはもちろんの事ですが、特に赤みに効果が高いフォト治療器、といえると思います。

液体窒素による冷凍凝固術は、いぼ(尋常性疣贅)治療におけるスタンダードな治療で、当院でも良く行っている治療ですが、欠点もあることを指摘しておきたいと思います.
液体窒素による冷凍凝固術は、簡便で治療効果も安定していますが、時に無効例、もしくはやればやるほどいぼが広がっていってしまう、という場合があります.液体窒素による冷凍凝固術により、いぼ周囲の皮膚に免疫抑制がかかり、その結果いぼが広がってしまうためと考えられています.円形脱毛症の治療などでは、免疫抑制効果を狙って冷凍凝固術を行うのですが、いぼの治療でも同様に免疫抑制がかかる場合があるようです.
その場合、いぼの中心部は治っていることが多いのですが、ドーナツ状にいぼが拡大していくことになります。

他院で何度か冷凍凝固術を施行され、その都度いぼが拡大していってしまったという方です.
その場合、冷凍凝固術以外の治療、例えばオキサロールスピール膏療法などを選択することになります。
4月16日にICON(アイコン)という治療器を導入する事になりました。
フォト治療は美容皮膚科において以前より人気のある治療メニューで、導入を希望される声が多かったのですが、一般的にフォト治療は治療効果が今ひとつはっきりしない場合もありましたので、当院の「結果にこだわる」というコンセプトと整合性を考慮し導入を見合わせておりました。
当院ではシミの患者様はもちろんのこと、酒さやニキビ痕、手術後の肌の赤みでお悩みの患者様が全国から来られ、なんとか素早く安全に治療ができないものかといろいろな検討を行っておりました。シミに関しましてはQスイッチレーザーを有しておりますので、それが切り札となりますが、赤みに対しては切り札となるものがない状態でした。色素レーザーの導入も検討しましたが、痛みが強く内出血などのリスクが伴うという問題点がありました。
このたび導入を決めたICONは色素レーザーとの比較試験でも同等の効果があると報告されており、さらに出力が安定していますので痛みも少なく、内出血のリスクも少なくてすみます。現時点では肌の赤みに対してはベストな治療器であると判断し、導入を決めさせていただきました。
治療の費用はレーザーフェイシャルと同額とさせていただきたいと思います。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
3月の手術実績について報告させていただきたいと思います。
粉瘤150件
ほくろ(保険適応のみ)75件
皮膚線維種7件
切開化上皮腫3件
血管腫2件
ケロイド2件
フェノール法2件
ガター法2件
など
計271件でした。
ほくろの再発例が4件(保険適応のみ)ありました。その他は特に合併症は見られませんでした。


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